
石原慎太郎さんの自宅がピンポンダッシュの被害にあったというニュースに、古市憲寿さんが「慎太郎さん自身がピンポンダッシュのようだ」とコメント。
それに対し良純さんは、政治家としてのピンポンダッシュはちょっと意味合いが違うという主旨の説明をしてくれます。これが非常にわかりやすい説明で共感を覚えました。
[スポンサーリンク]
「ファンだからやった」は通じない
(番組ナレーション)元東京都知事・石原慎太郎さんの自宅で、インターホンを鳴らして逃げる、いわゆるピンポンダッシュを繰り返したとして、31歳の男性が警視庁から事情を聞かれたことがわかりました。
警視庁によると、石原元都知事の妻から「知らない人が3日続けてインターホンを鳴らしている」と相談があり、捜査員が警戒していたところ、男性がインターホンを押して立ち去ろうとしたために任意同行し事情聞いたとのこと。
男性は「石原さんの大ファンで激励しようと思った。6月から7回やった」などと話し、警察はストーカー規制法違反の疑いもあるとみて調べています。

さ、良純さん。心配ですよね、お父様のこと。
トップニュースでいる?これ。
ハハハ笑
いやいやせっかくゲストでいらっしゃったんだし、そら気になる…
だけど、ね?うちの父も高齢者だからね、あんま驚かすことはしてほしくないのよね。
そうだね。
ただでもまぁ…熱狂的なファンの人だからね。そんな悪気はないんでしょうけども。
悪気はなかったってことですか。
ファンだって言ってるしさ。
でもなんか水を差すようなんですけども、この手は通じないぞっていうね。
イタズラしといて「ファンだから」って…
ファンだからって、これでけっこう逃げるのが多いですよね。で、これ言うとあんまり…怒られるかもしれんけど。ものまねの人もさ、すごい誇張したものまねして「ファンです」って。あのやり口は…そろそろもうええかなと思わないですか?
善意ですよって言ってね、ちょっと当たりが強い感じは…受け手側はね?
僕はもうそろそろ終わりにしてもいいんじゃないかなーって思うんですよ。
でもこれうちの父親、ほんとに40、50ぐらいだったら、そのうち自分で捕まえてやろうと思って…
ほうほうほう…
それで余計ややこしいことになっちゃう。絶対に捕まえてやろうと思うような人だから。
ボクサーだからね。
長嶋茂雄さん宅に爆破予告
一茂さんもやっぱりお父様がね、長嶋茂雄さんでございまして。子供の頃からそんなイタズラっていうのはやっぱあったんですか?
いやこんなのしょっちゅうありましたよ。僕らの時ってのは今みたいに個人情報がしっかりしてなかったから、もう住所とか電話番号とか普通に載っちゃうの。

例えば僕が小学校の時、家に帰ると目の前にファンの人がいて、とにかくしつこく親父にサインをせがんだりとかね。
そんな程度だったら良かったんだけど、うちの小学校から僕の実家って見えたんですよ。小学校のベランダから。
で、ある時にね、消防車ですよね、あれが3台くらい停まってるんですよ。で、先生に言って「うちの前に消防車が3台停まってます」って言ったら、一茂さん家に爆破予告があったと。
うわぁ…
で、「一茂さん、爆破予告があったからすぐ帰ってください」 「いやでも先生、帰って爆破したら…」
ハッハッハッハ笑
俺も先生に言われたことあるわ。お前の家がガス爆発やって言って。お母さんから電話があってすぐ帰れって。小学生にガス爆発なんてどうせーっていう…。間違いやったんやけどね。
そんなのとか多かったの。だからそんな事件とか事故になんなかったし、うちのお手伝いさんがいて、「もう茂雄さん帰ってこないから、すぐにここにいても近所の人迷惑だから帰んなさい」とか言って。
あとそれから色紙とか持ってきた人は預かっといって、後日また渡すとかっていうことで…
あっ、ちゃんとそこのファンの対応されてる…
そう、徹してたから警察とかはいちいち呼ばなかったんだけど。今ほら、こういうことで…
ご時世ですしね。
ストーカーがね。
事件とか事故につながる可能性があるからね。
政治家のピンポンダッシュ
さ、そしてこのニュースに関しまして、古市さんは「慎太郎さん自身がピンポンダッシュみたいな人ですね」という、なんか…
なんか石原さんの人生ってピンポンダッシュ的っていうか、いろんなことに火をつけて、最後までちょっと関わらないんじゃないかなってことが…多かったんじゃないかなって。
アハハハ笑
あんま誉められてるような気がしない笑
問題提起を起こすっていうね。
あっ問題提起っていうことね。
ま、その…尖閣諸島の話だとかオリンピックの話だとか、すごい世論を盛り上げといて、でも最後はちょっと…いなくなっちゃうんじゃないかなっていう…
あ~んま誉められてる気がしないですね。まぁ…オレに言われても困る…
ハッハッハ笑 そうか…うーん…
でも僕は、ピンポンダッシュ…確かにそうなんだけども、それは誰かが押さなきゃいけないものっていうのがあって…
うんうんうん。

それはまぁけっこう僕は…自分の父親だけども政治家として見てて…
政治家としてのピンポンダッシュは誰かがやらなければいけない…
やらなきゃいけないからやるんでね。それはだから…政治家のひとつの手法って言ったらなんだけども、それをやるのが仕事なんじゃないの?
そう、だからいま国立競技場の問題ですごい批判されてますけど、一方で環境権の話であるとか、ディーゼルを東京都内で規制するとか、地球環境にすごいなんか関心がある方で…
慎太郎さんね?
慎太郎さん、実は。
関心があるっていうか、突然思いつくんだよね。
あれ?ちょっと…
そういう人なの。だから本当に、トラックがなんか…(咳き込んで)ブォッヘヘってなって、「なんだあれは、空気悪いな。そうだ、とっちめなきゃなんない」って思うんですよ。
あぁ~。
それがあのなんや…ペットボトルの(粉塵を入れて振ったパフォーマンス)あの…ね?
ディーゼルの。
そうそう。でもそれがね、本当にああいう車が街なかを走っていいんだろうかって思うじゃない。で、そこでみんなはやめちゃうんだけど、ほんとにそれを調べてみたらこれだけ有害物質があるとか。
で、技術を調べたらこの程度のことで改善できるんだったらやった方がいいんじゃないの?っていうのが、政治家の役目なんじゃないのかな。
それはまあ良いことですよね。逆に言えば今の話聞いてて、すごい思いつきでいろいろしゃべられる方で。いいことも悪いこともあるわけじゃないですかきっと。
うん。
これが身近にツッコむ人が必要なんじゃなかったかなーって。
古市さん、あの…
はいっ?
司会、僕なん…ですよ。
アハハハハ笑
良純さん「政治家として面白い」
良純さんがこんなになんかこう…お父さんをかばう感じが割と僕は新鮮な感じを…

あ、そうですか?
考え方としてはお父さんの行動とかは…
面白いなーとは思ってた。2020年の東京オリンピックだっていろいろあるじゃないですか。だけど僕ね、ちょっと話違うけど、うちの親父は1回ダメになったじゃない。1回立候補して2016年、負けたじゃない。
で、2016年…どうしますか、次をっつってね?普通ね、あそこでね、普通の政治家でね、「もう一回やるよ」って言う人間はまずいないんだよね。
東京オリンピック・パラリンピック…
うん。パラリンピックをやるっていう。あれだけみんなにケチョンケチョンに言われてね…
叩かれてたねぇ…
でも、2020年もやるんだ、なんでだ、やった方がいいって思ってるからだよ。あの人は。
うん。
その経済効果なのか何効果なのか、国威発揚なのか知らないけども。思ってることを、やっぱり…
アクションを起こすという…
なかなかできないよ。
それを古市さんがいわく、ピンポンダッシュってことなんですよね。
家に勝手に住んでたファン
えー犬塚弁護士。これでも条例違反なんですよね。
はい。ピンポンダッシュ一応犯罪ですので十分注意していただきたいんです。
あーそうで…しょうね。そらそうだ。
ストーカー規制法って言いましたけど、どちらかと言うと迷惑防止条例っていう…過去にも立件われたケースがありますので。
一応6ヵ月以下の懲役、50万円以下の罰金という…ま、押しかけるっていう言い方をするんですけども。
裕次郎さんとかのイタズラとかも…すごかったんじゃないですか?
いやだけどほら、一時…もう10年ぐらい前に、ファンが勝手に住んでたっていう事件もあったよね。

えっ!?
裕次郎さんの家に。
でかすぎる…
大きくて使ってないじゃない。それ部屋に住んでたらしいんだよね。
えぇ~っ!?
捕まったよね。
捕まったよねって笑
いや、誰も気づかないで…
ブランデーの量が減ってるとか。
いや歌だけですよ笑 ブランデー好きなのは。
たぶんどっか出入口を見つけたんだろうね。で、ずっと中にいるわけにいかないから…別に、忍び込んできて台所からものを食べてたわけではないらしいの。だったら気づくじゃないですか。
とにかくガレージがあってそこのこう…なんか部屋があったらしくて、そこに1、2年とか、けっこう年単位で…
年単位ですか。
そう。捕まった時。
へぇー!
えっ?食事は外でしてたってことですか?
いやだから、出入りしてたみたい。
でも冷蔵庫とか勝手に夜中あさってんちゃいますか。
それは遭遇しなかったから。
鉢合わせが一番怖いですよね。逆上すると…
でも、ものすごいファンなんだって。
いやいやそれ関係ないじゃないですか。
なんぼファンやからって、勝手に住んでブランデー飲んだらあかんやろ。
ブランデー飲んでませんから笑
[スポンサーリンク]