
メンバーは、レギュラーの東野幸治さんと松本人志さん、ゲストの博多大吉さん、秋元梢さん、乙武洋匡さんに加え、法律面からの解説で犬塚浩弁護士がサポートします。
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問題の概要
(番組ナレーション)東洋ゴム工業が製造した免震装置の一部が、国に認定された、建物の揺れを抑える性能を満たしていないことがわかった問題。

問題の免震ゴムは、全国で18の都府県にある
55棟の共同住宅や病院、公共の建物などで使用されています。
国土交通省がデータの改ざんに関わった職員を調査したところ、
営業担当者から納期をせかされ、焦ってデータを改ざんした可能性があるとみて、一連の経緯を調べています。
もう、わかりやすく言うと、
あの…ビルとかの下のここのゴムで。
これをつけてることによって揺れが少なくなってるゴムを、悪ーいゴム使ってたんですよ。
悪いゴムを?
はい。それを黙って。
質の悪いゴムを?
質の悪いゴムを使ってて、それ嘘ついて、(審査を)通過して、どんどんどんどん作って。
一年前にわかったけども、一年間黙ってたんです。
へぇ…
で、こないだ、あの…そういう悪いゴム使ってましたよって、ま、内部告発なのか、なんかバレたのかわかりませんけども、これが公になったということが。
刑事罰がないことに衝撃
これは…悪いねぇ。
わかった段階で公表する…
これがなんで許されるという…か、もっとなんか、厳しくやらないとというか。
こういうのはなんて言うんでしょうね、それはもう、「絶対ウソつかない」を前提に発注するじゃないですか。
で、なんか…見たら病院とかそういうところ…
そうです。
けっこう大事なところやってんのね。
病院とか、その警察署であったりとか、いろんなところ…ま、つまり、公共の建物。
だから、地震…大きい地震来んのわかって、発注してんのに、ウソついてたんですよ。
で、一流の会社ですよね東洋ゴムって。
そうです、はい。
犬塚弁護士、これはもう…どういう罪で、どうなる…
言語道断ですよ。
これ刑事罰で罰する規定って実はないんですね。
えぇぇ…!?
出たよ…

あの、建物を作る時っていうのは、部品一つひとつをチェックしてたらいつまでたっても建物できあがりませんから、
ある特定の建物については、今問題になってる大臣認定っていって、あらかじめ「こういうもので作ります」ってやると、大臣がお墨付きを与えます。
で、その部品を使ってる分についてはもう「良いものだ」って扱いで、こう建物が出来上がっていくという仕組みになってるわけですね。
東洋ゴムは、その大臣認定受けるときのデータを改ざんした…
で、本来の性能を持っていないのにも関わらず、ま、認定を受けていたというのが実態のようでありますけれども。
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乙武さんが鋭い視点
乙武さん、いかがですかこれ。
これ…僕らは外部の人間でしょ?
だから、外部の人間としてこういうニュースに触れた時に、「いや許せない、言語道断だ」って言うのは簡単だと思うんですよ。
大事なのは、自分がこの内側の人間だった時に、これをストップかけられる人間…であるのかっていう問いかけが、すごく大事かなーと思うんですよね。
いや悪いことだよね。でも…まわりが「いやもう会社を守るためにはそうしよう」っていう空気になってる時に、「いやいやいやいや」と。
「これどう考えても、世間的に考えたらマズいでしょ」って。

言えるか…
言える人間なのかな…
言えますか乙武さん?
……考えますよね。
自分自身の免震ですよね。
揺れがね?そっかー。大吉さんは?
今そう言われると、僕、言える自信ないなぁ。
意外と巻かれるタイプ。
けっこう…はい。会社のためなら色んなこと黙る…
ハハハハ笑
確かに自分が社内の人間で…じゃもうこれ…
いやどうやろー。うーん…
だから、ま、自分が言わずに例えばその…誰かにチクるとか雑誌とか…ね?匿名で告発する。
一応ね、説明しますよ。
今回のケースは基準値より、ゴムがね、基準値より50%低い製品が見られ、基準値に対して50%のずれがある場合、建物の揺れ幅が3割大きくなる可能性があるという。
まあまあなもんやな。
ただ、取り換え。これを…直さなダメじゃないですか。
で、取り替えるのは、専用のジャッキで持ち上げて取り換えることができる。
建物を全面的に建て替える必要はないとされる。
で、製品の発注から納品まで数ヶ月ほどかかるという。
取り換えの作業中、建物の使用者は一時的な退去が必要になる場合もあるということなんです。
松ちゃんなに言うてんの笑
だって私たちは、専門…知識がないから、それがオッケーと言われてるものって、信じるしかないじゃないですか。
それを全部だましてるってことだし。
この会社も悪いし、それを…検査した機関も、悪い…かなって。
検査した機関は、だからそれを信用せざるを得ないっていう…そうですよね?
そうですね。ま、だからその部分については、大丈夫なんだっていう前提で検査が進んでしまいますので…
それが、前提なのよ。
書類だけですからね。審査…
だから、そこはだましたらアカンところをだましてたから…
そうですね。
で、なおかつ…
あの、0.3ミリが大丈夫ったら、安心するしかないもんね。
信じるしかないもんね?
…なにを言うて…なに言うてるんですか。
ゴムへの不信感はね。
大吉さん、(松本さんは)なに言うてんの?
(何が悪いという表情で)彼はコンドームのことを。

アッハッハッハ笑
朝!朝!
君(大吉)は…犬野郎や。会社の犬野郎や。
ゴムへの不信感はさ、やっぱ怖いよねー。
乙武さんなに言うてんの笑
いやだからもう、これ…刑事罰がないんでしょ?
そうですね。これに対しては刑事罰ってのは規定はされていませんから。
実際には過去にも実は、大臣認定に対して虚偽申請をしたっていうケースってのは実はありまして。
その場合はその会社はこう、業務停止っていう形の処分は受けるんですけれども、個人が刑罰を受けるという形の処分はなされていないんですね。
なんとも言えない…ほんで万が一、大きい地震が、南海トラフがあって、でここの東洋ゴムで作ったビルが潰れてて。
で、知らずに「あ、地震やから潰れたな」って。
ね、知らずに…納得できないですよね。
うん。ま、全部地震のせいにされるっていうことはあるわね。
はい。
結婚の時は許されるのにね。
僕は浮気しませんとか、家事しますって申告して、ま、だいたい守られないじゃないですか。
虚偽の申告をして…で、ある意味納品されたわけですけど。
それが虚偽であることがわかっても、あんまり問題になんないですよね。
…なんなんですか?
アハハハ笑
いやいや笑 あのね、乙武さん。
勉強し過ぎで…おかしなってる。コメントが。

そんなんやったら、僕のさっきのゴムの例えが…
いやいやいやいや笑 乙武さんの方がいいですよ。
いやー僕は松本さんの方が。
やったぁ笑
犬、犬、会社の犬。
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