
その解決に成功した川淵チェアマンが6月28日のワイドナショーに登場です。
前園さんとともに終始和やかなムードでさまざまなエピソードを語ってくれました。
特に、Jリーグ設立の時の渡辺恒雄さんとのバトルは楽しかったですね。
なんせ相手は財界のドンですから、他の出演者たちはちょっと及び腰。
そんな中、川淵チェアマンだけはオブラートもなにもなしでどんどんしゃべってくれました。今はとっても仲良しらしいですよ。
メンバーは、いつもの東野幸治さんと松本人志さん。さらに、これまでずっとワイドナB面で追いかけてきた話題だったこともあって、佐々木恭子アナも東野さんとともに進行に加わってくれています。
ゲストの乙武洋匡さん、ウーマンラッシュアワー村本大輔さん、泉谷しげるさん、そしてもちろん、影の功労者である前園真聖さんも参加しています。
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ついに処分解除!
ナレーションやキャプションと川淵チェアマンの映像によって、問題の概要が説明されます。日本には、NBLとbjリーグという対立する2つのバスケットボールリーグがあり、「1国1リーグ」を原則に反するとしてそれを問題視した国際バスケットボール連盟(FIBA)は、日本に国際活動を禁ずる無期限の処分を課した。
今夏スタートするリオオリンピック予選までになんとか処分を解除するため、救いの手を差し伸べたのが、Jリーグで成功を収めたスポーツ界のカリスマである日本サッカー協会最高顧問・川淵三郎(78歳)。
彼の活躍で「1リーグ化」は6月の期限に向けて順調に進んでいた。しかし…

会議が6月中に行われるはずだったんですが、都合が悪くて8月に延びるということなんです。
処分解除の審議が行われる予定だったFIBAの会議が8月に延期になってしまった。
さらに…広島県(NBLのドラゴンフライズ・bjリーグのライトニング)をはじめ、新リーグへの加入が保留になってしまったチームが出てくるなど、日本のバスケットボール界はまだまだ問題を抱えていた。
そんな6月18日、改革を実行するタスクフォースより「川淵チェアマン囲み会見の案内」が、取材班のもとに届いた。前日という急な呼び出しに不安を隠せない記者たちの前に、川淵チェアマンが現れた。
(FIBAの)会長から「日本のそういった制裁を全面的に解除したい」ということで提案をなされて、全員一致でそれは承認されました。
正式には8月の総会というのは建前上というのか、
組織としてのあり方としてはそうだけど、今日以降すべての国際試合…明日試合しても構わないというわけですね。
今からただちにそういった交渉も可能だと、こういうことですね。
だってしかし、彼ら(FIBA)のスケジュールが先延ばししたんだから、問題がどっちが悪いと言ったら彼らが悪い…いや悪いっちゅうか、彼らに問題があったんで、我々に問題があったわけじゃないですからね。
いったい、何があったのか。
川淵チェアマン登場
急きょこの方にスタジオに来ていただきました。川淵チェアマンです。よろしくお願いします、どうぞ。
どうも皆さんおはようございます。
よろしくお願いします。
いつも前園が大変お世話になっております。
ハハハ笑
いえこちらこそ。むしろ連れて帰ってもらいたい…
アハハハ笑 郷土愛のない男でございます。
いやーそうですか、すごいなぁ。
松本さんにイジられるごとに彼は大きくなって来た感じですね。ありがたいことです。

ちょっとバスケットボール問題でございますけれども。なんかちょっとこう…見えました?ゴールは。
もうとっくに見えてますよ。
とっくに見えてますか。
すごいなぁ。
いや見えなかったらやってないもん。
かっこいいですねー。
これ…日中関係もなんとかならないですか。
アハハハ笑
やりそうですよ。
いやほんとほんと。
チェアマン自身は、やっぱそういう揉め事に入って行くのはご自身的には好きなんですか?
僕はね、平穏無事な社会よりは、乱世のところに生きてきたという…
こう…血が騒ぐんですね。
そういう感じですね、今までの人生を振り返れば。
ほぉー。
だから平穏な社会には向いてないんですよ、たぶん。
具体的な改革の道筋
まずどっから手をつけたんですか?
まず全部チャラにして笑 チャラにして、こういう条件が整えることができたら新しいリーグに入れてあげますよと言って。
その条件が、例えば5000人収容のアリーナを8割ホームタウンとして使用できることって条件を出したら、それだけでみんなそっぽ向いたんですよ。
最初は。
「そんなのできるわけない。何が素人がそんなこと言ってるんだ」っていう。でもそれが一番やはり大事な…お客さんに見てもらうことはプロとしての一番成功の要件ですからね。
バスケの不思議なところって、中学校レベルだとけっこうバスケ部に入るやつ多いんですよ。人気があるスポーツなんですよ。
なんであれだけバスケ人口が多いのに人気につながってかないのかなって。このへんがけっこうなんか、先が…

確かに高校までで止まりますよね、バスケットボールって。
2つにリーグが分かれてることで、普通の一般紙はですね、試合の結果しか出ない。80対70とか。それはJリーグできる前とちょっと似てるんですよね。
へぇー
Jリーグできる前もね、ほとんどね、そういう新聞の記事にならなかったですよね。だからそういう意味では可能性ものすごくあると思ってます。
ただこれ正式に全面解除…国際試合もできるっていうのは8月なんですよね?
8月のね、6、7、8に全部の評議委員会があってそこで決定されるんですけど。
先走っていいんですか?
いやもう全然問題ないですよ、それは。
ハハハハ笑
素晴らしい。
全然問題ないですか。ハハハ笑
全然問題ない。
日本人的に言うと、ちょっとそこは段取り踏んで、なんか怒られんように…ホンマはいけるけど黙っとかなあかんとかそういうのはないんですか。

そんなのないです。僕はもう知ってることはみんな言いますから。
ハハハハ笑
でもこれで、日本代表としてオリンピックの予選にももう参加していけるってことですか。
うん、できますよ。
来年の10月に統一した新リーグが始まる、そこまでですよね、チェアマンとして気になるのは。
ま、やっぱりね、2つのリーグを1つにするってことさえできれば、もう成功したも同然だと思ったんですね。
ところが実際は、協会のガバナンス、それから若手の強化ってことに対して問題…この3つを解決しろと言われたんですが。
やっぱり協会のガバナンスってのは相当問題ありましたね。
何が問題だったんですか。
例えば、極端にいうと47都道府県協会の収支のバランスがどうなってるかさっぱりわからないとか。
連盟がいっぱいあるんだけど、その連盟が利益を上げてるのか赤字なのかすらわからない。
へぇー。
それは協会がちゃんと全部管理しなきゃならないってのは定款に決まってるんだけど、実際なにもやってなかったっていうか…
各都道府県で収支は勝手にやって、上にあげる必要もないと。
むちゃくちゃだね。
勝手に…そうですね。だからいろんな…まぁ我々から見れば何を管理してるのかなって。
だからそういうのはね、今回のFIBAから制裁を与えられたっていうのは、バスケットボール界にとってはすごくラッキーだったと思いますね。
あぁ~
チャンスになって行くと。
ええ。
影の功労者は前園さん
そして前園さん。
おっ!前園さん、そうそう。
前園さん頑張ってくれましたよね、今回。
本当に。いやいやもうね、前園がいたから…松本さんに笑い者にされてもなんかなーなんて…
ハハハハ笑
笑い者じゃないです笑
本音が出たじゃないですか。
愛のあるゆえです。
でも頑張ってましたねー。
お前、そんなとこ立ってないでこっち来たらいいじゃないの。
こっち来たらいいよ。
チェアマンの後ろ行ってください、チェアマンの後ろに。
良かった良かった。
こんなにね、コメントが上手いとは思わなかった。
要所要所突いて行きますよね。
ほんとに評判ですよ、前園さん。
…ありがとうございます。

ハハハハ笑
急に声が小さく…
上下関係…その、川淵さんに対してはすごいですよね。さっきも挨拶するときのスピード、もうサッカーやったらオフサイド切られてるぐらいの…もう飛び出してましたから。
アハハハ笑
いやもうほんとに笑
ほんとほんと。いつもと違うもんなぁ。
チェアマンってのは昔からワンマンでグイグイ行くっていう人なんですか。
本当にバイタリティある方で、もちろんJリーグここまで来たのは川淵さんのおかげですから。
今回このバスケに携わるってことで3年ぶりにお会いした時に、またこう…勝負のところに戻って来たなっていう表情だったので、これは何か僕も自分でサポートできるっていうか、手伝えることがあったらしたいなっていう思いがありました。
これ川淵さん来てるからさっき(地元鹿児島に戻って)レギュラー(番組)やれへんみたいなこと言ったんかい?
なるほどー笑
ちょっとええカッコしたんじゃない?
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キングカズからメッセージ
サッカー界からの方からすると、もう本当に…男中の男でいらっしゃるわけですよね?
で、もう1人この方からもメッセージをいただいているんです。
ゾノが来てるってことは…ふざけた番組だ。
違いますよ。真剣な番組です。
カズさん練習後お疲れさまです。すいません。
うぃす。

最後に川淵チェアマンに会ったのは?)
ここ最近はやっぱ…Jリーグの20週年パーティーの時かなぁ。
あー。
ま、でも、会った時は必ず挨拶にも行きますし。
違う要件でサッカー協会に行くと、駐車場に広報の女の子が待ってて「そのまま会長室に行ってください」って言われて笑
ハッハッハッハ笑 そのままダイレクトですか。
ダイレクトに会長室に行ったこと何度もありますよ。「会長が楽しみにお待ちしていますんで」って笑 たぶんサッカー選手で駐車場からそのままダイレクトに会長室に行くのもあんまいないんじゃないかなっていう。
カズさんぐらいだと思いますよ笑
Jリーグ立ち上げ当時の川淵チェアマンの印象は?)
もう22年前の話になるんですけど、やっぱヴェルディは渡辺恒雄さんがいましたんでね。渡辺さんはやっぱり「企業名を出させろ」っていう強い気持ちがあって。
そうそうそう…はい。思いが、はい。
かたやね、川淵さんとしては全体のバランスを見て地域密着型のサッカークラブを作っていきたいということで…
ほぉぉ…そうなんだ。
断固それに立ち向かって行ったっていう。で、チェアマンになったばっかりで、渡辺さんは財界のね…ドンですからね笑 こんなこと言っていいのかわかんないですけど。
でもそれに立ち向かって…両方の意見が当時あって、どちらも正解と間違いっていうのはないと思うんですね。
でも川淵さんは、Jリーグっていうのはこういう方向で行くっていうのをね、強い意志をもって向かって行ったんでね。
素晴らしい。
僕らはもうついて行くだけだったんで、非常に心強かったですね、はい。
当時で言ったらね、日本代表なんかでも、僕らの前の世代までは勝利ボーナスなんかもなかった時代に、ドーハの悲劇ぐらいからね、ドーハの頃から変わって。
現場に来て試合の前に…確か1試合のボーナスがあったんですけど、もう試合の前に来て「勝ったら倍にする」とか…そういうことをおっしゃってくれたのも川淵さんですし。
へぇ~
勝手にそういうことおっしゃったんですか。
ほんとは理事会の承認を得なくちゃならないんだけどね笑
ハッハッハ笑
そんなこと知ったことかって感じだよね。
…そういう意味では、現場に降りて来てそういうふうに僕らを戦わしてくれる、奮起させてくれるというか、ほんとにこの人について行ったらいいんじゃないかと思わせてくれるようなね、リーダーシップでグイグイ引っ張って行ってくれましたし。
ワンマンじゃないと出来ないですよ。
それこそ本当にJリーグアワードだってね、ああいう(ショーアップされた)形になったのも、川淵さんがああいうふうにやろうなってしてくれたんでね。
それまでは日本リーグの表彰式とかもっと地味でしたから。
(VTRを見て)若っ!
若い。
22年前…
地味でしたっていうか、カズさんの時だけは派手な…
赤い時?
風船から出てくる人っていまだにいないですから。

あぁぁ~
何回もこすったね(=様々なところで登場した)これね。
でもあの当時だからこそ、華やかな開幕というか…華やかな年でしたよね93年。
で、2年前のJリーグ20年の時のね、なんか僕もらったんですね。それも川淵さんからもらって、耳元で「50まで頑張れ」と…言ってくれたんでね、頑張ります笑
その川淵さんが、今ちょっとバスケ界の改革に先頭きって頑張っていらっしゃるんですけど、ご存知でした?カズさん。
知ってますよ、はい。
もちろんね、川淵さんもいろんなスポーツ界に携わってきてね、そういう立ち上げに関わったことも何度もあると思いますんでね。
そういう経験を生かして、今までのリーダーシップ含めて、また川淵さんも…最近また映像でも何度か見たんですけど、また若返ったような…
そうなんですよ!僕もびっくりしたんですよ。
鋭い目が戻って来てるんでね。
なんか勝負してるっていうか、はい。
20数年前の渡辺恒雄のような目をしてると。
ハハハハ笑
ちょっと僕はわから…わからないですけど。
わからない?笑
本人は嫌かもしれないですけど笑
川淵チェアマンにエールをお願いします)
国際大会に出るためにもね、こういう日本の国内のバスケットリーグをね、やっぱ成功させてほしいし、それを川淵さんがね、本当グイグイ引っ張って行ってもらいたいなと思います。
でも体も気をつけてもらいたいなと。まだまだ若いですから、はい。
わかりました。ありがとうございました。
どうもありがとうございます。
カズさん、最後に…
はい。
最近の前園さんっていかがですか。
関係ないでしょ。
今日もね、僕がけっこうきつい練習やってる時にね、ちょっとふざけて見てくれるのかなと思ったら、真面目な顔で見てたんでね。
最近画面で見る前園さんは、どうもなんかこう…僕らの知らない前園さんになってますよね。
ハハハハ笑
いやぁ…そんなことないと…
テレビたまたまつけると必ず出てるんですよ笑 すごいなぁって思いますね。
いやいや…そんなことないです、はい。
ま、僕もそうですけど、つまずかないように頑張りましょう。
わかりました、はい。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
(スタジオに戻って)

どうもありがとうございました。
いやーすごいねぇ。
前園はつまずいたことで良くなったよ。
そうなんですよね、結果的には。
人間はつまずいた方がいいんだよ。ね?前園。
そうですね、はい。
立ち上がってまた大きくなるわけですから。
川淵 vs ナベツネ
あのちょっといろいろ聞きたいことあるんですけど、VTRにありましたけど、企業名を出さない…Jリーグの時に。その理由みたいのはやっぱあるんですか。
うーん…当時はやっぱりプロ野球が断然人気のスポーツでしたよね。
で、サッカーが同じようにプロ野球のような形で企業名を出すと、例えば浦和レッズというのは三菱自動車でしょ?
で、三菱自動車は浦和市民の中で、トヨタやホンダや日産やマツダの社員もいるけれども、三菱自動車って名前がつけばみんな応援しませんね。企業名を出すと、その企業とその周辺の人しか応援しない。
そういう過去の歴史があるから、やっぱ企業名を出しては絶対いけないということにしたんです。
絶対そうですよね。
でもね、企業がそれを許してくれるんですか?
それを許してくれたんですよ、その時に。
だから読売新聞だけが、その時に渡辺恒雄さんの話が出ましたけど、もうかんかんがくがく大論争っていうか、しょっちゅう僕は矢面に立ってやってたんですけど。
その時に泉谷さんちょっと覚えておられないかもしれませんがね…
泉谷さん!?
あるテレビの番組に出た時に、泉谷さんが「いやチェアマンはすごい。あの渡辺恒雄さんに歯向かって一生懸命抵抗してるけど、チェアマンの方が正しい」って言っていただいた…
へぇ~!
本人覚えておられないでしょうけどね。そういうふうに言っていただいてから、泉谷さん見るたんびに「あー応援してくれた人だ」ってずっと…
覚えてんのか覚えてないのか…
覚えてはいないんだけど…
やっぱりかい!
ハッハッハッハ笑
すいません。覚えてはいないんだけど、オレは「この男はすごいな」とは思ってた。
この男…全然先輩ですいませんね。でもすごいなと思ってたの。
ただね、念のため言っておきますけど、いま渡辺恒雄さんとはすごく仲が良くなっておりまして。
ハハハ笑
いいんですか。
当時はもう大変でしたけどね。
当時は正直あんまり好きではなかった…
あんまりどころじゃないですよ。
めっちゃ嫌いやった…
うん、もう…もう目の前からいなくなって欲しい笑
アハハハ笑
そんなことテレビで言える人いるんですね。

すごい!
結局、渡辺恒雄さんが何か事あるたびに「独裁者川淵!川淵がいるからJリーグはどうの、それから空疎な理念」とか言われるたんびにテレビ局に呼ばれるんですよね。
で、それを説明するわけですよ。それはどういうことで言われてるんだと。
だから一生懸命、僕が説明したわけでしょ?だからJリーグのPRにものすごい役立った。
あぁ~
あとでですよ、10数年たってから、渡辺さんってJリーグの恩人だったなって。
そう考えれますよね。
本当にそうなの。裏ではね、その当時ね、川淵と渡辺さんは裏でつながってるとマスコミの人は言ってたぐらい。
へぇー!
あまりにもタイムリーに情報が…
丁々発止でええ感じやから。
そうなのよ。
プロレスみたいな感じはある。
「独裁者川淵」って言われるのは…笑
独裁者に言われたくねぇよな。
ハハハ笑 俺は全然知らんけど。
ハッハッハッハ笑
「独裁者から独裁者と言われて僕は光栄です」って言ったのを新聞がまたドドンと…
川淵さんにオファー続々
ひとつお願いがあって。
ヨーロッパとかって、けっこう協会が…オリンピック競技の委員会とパラリンピックの委員会がひとつの委員会にまとまってるんですよね。でも日本はどこもそうなってなくって。
川淵さんなら、それを統一できる唯一の人かなーと思っていて…
俺もお願いしたいなぁー。
なんですか。
THE MANZAI と M1 はひとつにできないですかね。
ハッハッハ笑
できます。独裁者川淵さんならできます笑 バスケットボールの次は、なんか注目してる…
次はハンドボール。
ハンドボール協会が…うまいこといってない。
うん。もう…ハンドボール、ホッケー。
ハンドボール、ホッケーうまいこといってないから…
そん次バレー。そう順番決まってますから。
え~!? もぉ~!
漫才の方はだいぶあとです。
まだまだ…
申し訳ございません。
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