ワイドナショー画像 軍事ジャーナリストの黒井文太郎が緊張する米朝関係を解説 2017年8月13日
金正恩がかつてない挑発をアメリカに行ったというニュース。グアム島を視野にという北の発表に対し、軍事ジャーナリストの黒井文太郎さんは「さすがに今回は現実味が薄い」と指摘します。同様に、トランプ大統領や米メディアの言葉も盛り気味という堀潤さんの報告もあり、北への直接攻撃の可能性は低そうです。


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北が過激な表現で挑発


ワイドナショー画像 北朝鮮がアメリカを挑発するもトランプが過激な表現で煽り返す 2017年8月13日

トランプ米大統領:
 

北朝鮮はこれ以上米国を脅かさないのが最良だ。北朝鮮は世界が見たことのないような炎と怒りに直面するだろう。

番組ナレーション:
 

ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対し、かつてないほど過激な表現で警告したトランプ大統領。これに対し北朝鮮は…

朝鮮中央テレビ:
 

中距離弾道ミサイル「火星12型」でグアムを包囲射撃する作戦計画慎重に検討している。

ナレ:

グアムへのミサイル発射計画を発表し、アメリカを挑発。さらに…

朝鮮テ:

「火星12型」は日本の島根県、広島県、高知県の上空を通過することになる。

ナレ:

ミサイル4発を、日本の上空を通過させグアムの周辺海域に着弾させる具体的な作戦を明らかにしました。日に日にエスカレートする北朝鮮による挑発。多くの観光客が訪れるグアム。さらに、日本国内でも不安が広がっています。

東野:

さ、緊張する米朝関係でございますけど。専門家をお呼びしました。黒井文太郎さんです、おはようございます。

軍事ジャーナリスト 黒井文太郎:
 

お願いします。


ワイドナショー画像 黒井文太郎「北朝鮮はグアム沖へのミサイル発射は技術的には可能」 2017年8月13日

松本:

これでも、いきなしなんであれなんですけど。信憑性はどれぐらいあるんでしょうね。

東野:

実際にするかどうかってことですか?

松本:

はい。

黒井:

能力的に技術的にはできます、やろうと思えば。あとはだから金正恩がそれをやると判断すればできるんですけれども。ただそれは、やっぱりアメリカに対してはもうケンカを売るのと一緒なので、北朝鮮にとってもデメリット、リスクの方がおっきいですよね。ですからこれを本当にやるかどうかはちょっと分からないです。




グアム攻撃はデメリット

東野:

でも、今までを見てると、言うたことをだいたいやっていってるでしょ?

松本:

意外とね。

東野:

やっていってるんですよ。ってなってくると、直接グアム島をなんかするんじゃなくて、海のグアム島のまわりに落とすってことですから。技術的にもじゅうぶん考えられるし。可能性と言うたら…ま、パーセンテージで言うのもあれなんですけれども。どうですか?


ワイドナショー画像 東野幸治が軍事ジャーナリストの黒井文太郎に北のミサイルについて質問 2017年8月13日

黒井:

だから…実は8月の21日から米韓の合同演習があるんですね。で、それに対して何かやらないってことは、もうここまで言った以上はないと思うんです。必ず何かやるための布石でこういうこと言うんですけども。

本当にグアムの30km40kmのとこまで落とせばですね、これはその…ま、領海は22kmぐらいなんで攻撃にはならないんですけれども。アメリカにとってはやはりひとつちょっと越えちゃいけないなっていうとこまでやりますから、そこまでやるかどうか。もしかしたらそれよりちょっと手控えることをやる可能性もあるし。

東野:

というと?どういうこと…

黒井:

例えば別の所に撃ってみるとかっていうことも可能性としてはあります。ただ今までは、北朝鮮言ったことは全部やってきてるんですよ。

そういった意味ではやる可能性高いんですけれども。今回に限っては、これやった時の北朝鮮が受けるリスク、デメリット…ちょっとこれはシャレになんないぐらいかなということなんで。

松本:

うーん。

黒井:

北朝鮮意外と計算高くて、自分に損になることはあんまりやってないんですよね。

東野:

はい。

黒井:

なのでそういう意味では、本当にやるかどうかというのは、ちょっと半々もないのかなっていうふうに思います。

東野:

半々もないかなっていう感じ。

黒井:

彼の声明もですね、慎重に検討しているっていう言い方の…ある程度幅を持たせてます。




日本に誤着の可能性も

小島瑠璃子:
 

これその…ミサイルが落ちるかもしれないって言われてる範囲の中で、グアムの方たちが漁をしてる場合とかって…そういうこともあり得ますか?


ワイドナショー画像 小島瑠璃子が北ミサイルの人的被害を心配 2017年8月13日

東野:

あっなるほど。だからその…言うたら航行していたりとか。

小島:

はい。

黒井:

ま、漁もありますけれども、普通に船が通ってますんで。

小島:

そうですよね。

黒井:

あと飛行機も飛びます。

小島:

そういう海域ですよね。

黒井:

はい。

小島:

それでもし人を傷つけるようなことだったりとか、そういうことになったらもうほんとに…

松本:

それはやばい。

小島:

国際問題に…

東野:

そうですね。非常に緊迫してくるし、アメリカも黙っていないというのが。

小島:

ただ海に落ちるだけっていう保証がどこにもないですよね。

松本:

もっと言えば、日本に失敗して落ちるっていう可能性も、もちろんあるわけですもんね。

小島:

そうなんですよね。

東野:

さ、そこでございますけれども。日本の島根県、広島県、高知県上空を通過するということですけれども。さ、このように…で、日本としてはPAC-3で、一応その県に置いていこうってことなんですか?

黒井:

それはもう決まったみたいですね。ですからPAC-3を配置するということで。


ワイドナショー画像 軍事ジャーナリスト黒井文太郎が北のミサイルとPAC-3配備の解説 2017年8月13日

東野:

ただ、このPAC-3がこの今回のミサイル実験に通用するのか

ジャーナリスト 堀潤:
 

そうですねー。

黒井:

ですから…ま、本来ここまで飛べばですね、日本列島だいたい100kmぐらいが上空は大気圏で、それ以上は宇宙空間なんですね。この上を通っていきますから日本には落ちないんですよ。

ただ先ほどおっしゃったように、途中で故障したりして思ったほど飛ばなかったら、落っこってきちゃうって可能性はあります。そのために、政府は破壊措置命令って自衛隊に出してまして、落っこってきたら…ま、危ないんで爆破してちっちゃくしましょうと。燃料残ってたら危ないんで散らすってことをやるんですけれども。

そのために、ここの通り道にPAC-3を配備する、4ヵ所の基地に配備する方向性なんですけれども。


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米メディアも盛り気味

東野:

えー堀潤さんどう思われますか?

堀:

実は9月…来月の23日に、東京で国連の核兵器禁止条約のイベントがあるんですね、シンポジウムが。

で、僕もパネリストで呼んでいただいて。昨日たまたま打ち合わせをしてた中で、この北朝鮮の核の開発の問題、いったいどういうふうに捉えてるんですかって、専門家の方々もいらっしゃったんで色々聞いてみると…


ワイドナショー画像 堀潤「北のグアム沖攻撃に対して米メディアの報道はやや盛りすぎ」 2017年8月13日

堀:

ストックホルムにある国際平和研究所って核開発に関して色々リポートを出している所、そういった所のデータと、今回アメリカが出した数字を照らし合わせてみると、若干アメリカの方も、報道も含めて盛ってる部分はあるんじゃないかと。

松本:

うーん。

堀:

ここは冷静に見極める必要もあるんじゃないかっていうのが、結構議論になったりもしたんですよね。

だからトランプさんこういう性格で、今ね、お話出ましたけれども、これも僕ら外から、日本からこう見てて、どんどんどんどん情報が出てきて、煽られる煽られるっていうのはちょっとストップしたいなっていうのはあるんです。

東野:

北朝鮮が煽るようなコメント言うのはいつものことですけど、アメリカがこのように煽り返すっていうの今までなかったじゃないですか。

黒井:

アメリカはむしろ今までは、低い評価をあえてしてたんです。北朝鮮の立場を強くしないために。

松本:

はい。

黒井:

それでももうここまできたら、ある程度認めないと対処できないなというふうに変わってきたと。

松本:

いやなんかでも専門家の人たちも悪いですよ。なんかもう…

東野:

黒井さん悪いですか?

松本:

黒井さんも悪いわー。なんか大丈夫みたいなことずっと言ってましたやん。

黒井:

言ってないですよ笑

松本:

崩壊寸前やとか。

東野:

言うてるだけやとか。

松本:

もうずっと言ってましたやん。

東野:

でも粛々と北朝鮮は、自分のやりたいこと目標に向かって最短距離でやってますもんね。




トランプも無茶はしない

堀:

ま、北朝鮮はご存じの方はご存じですけども、世界の80%以上の国や地域に外交を持つし。日本から見ている北朝鮮と、やはり例えば中東やアフリカから見る北朝鮮とでは全く…少し違うこともあったりとか。でもなかなかね、そういう文脈が…

東野:

結局、経済制裁とかもうまいこといかないし。

松本:

意味ない…

東野:

堀潤さんがおっしゃるようにアフリカとか中東からで言うと、シンパシーしてる国もたくさんあるわけでしょ。

松本:

グアム島のほんま近所でポトンっと落ちた場合…撃った場合、アメリカはさすがにほんまにやりますかね。


ワイドナショー画像 松本人志が米朝の直接攻撃の可能性について黒井文太郎に質問 2017年8月13日

黒井:

そのまま直接攻撃するかどうかは分からないです。それは難しいと思います。アメリカは直接攻撃受けてないんで。

松本:

受けてないから。

黒井:

ま、例えば平壌の目の前に落とすぐらいはやるかもしれないですけれども、そのまますぐやるかどうかっていうのは、アメリカの…あとは世論とかですね。

トランプ政権ってむちゃくちゃっていわれてますけども、安全保障に関しては今スタッフがだいぶ変わって、割とちゃんとした国防大臣とかがついてるんで。安全保障に関してはトランプさんって、わりかし自分に知識がないんで側近に任せてるとこが…

東野:

マティスさんとか。

黒井:

そうですそうです。

松本:

これがいいのかどうかですよね。

黒井:

急速にこの流れで戦争になるっていう可能性は…ま、ないわけじゃないですけど少ないと思います。


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