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ひふみんがスタジオに登場
将棋界に現れた天才少年が快進撃。先週話題になったのは、将棋番組で、プロになったばかりの弱冠14歳の藤井聡太四段が、羽生善治三冠らトッププロへ挑戦するという企画。藤井四段は、序盤から攻め続け…羽生三冠を追い詰める!

終了後、自身も中学生からプロ入りした羽生三冠は…
今の時点でも非常に強いと思うんですけど、ここからまたどれぐらいね、伸びていくか…はい、あの…すごい人が現れたなと思いました。
僕の立場で羽生先生と対局できるというのは、本当にめったにない機会ですので。
プロ歴63年、現役最高齢プロの「ひふみん」こと加藤一二三九段とのデビュー戦以来、公式戦負け知らずの14連勝を続けており、史上初の中学生でのタイトル挑戦権獲得なるか。どこまで連勝を伸ばすのかに注目が集まっています。
いや~すごい天才が現れました。えー詳しく教えてもらいましょう。将棋界のレジェンド、加藤一二三九段でございます。おはようございます。
おはようございます。

ひふみんだぁ。
はい、ひふみんでございます。
ひふみんって言っていいんですか。
1、2を争う研究熱心
加藤一二三九段も素晴らしい。戦後、14歳7カ月で初めて中学生プロ棋士になった、元祖天才でございますけど。
14歳!
すごいなぁ。
でも、そのひふみんをして藤井四段すごいですか?
あ、あの…え~昨年の12月の24日に、藤井四段と公式戦第1局を指したんです。で、大変優れた才能の持ち主で、で、いわゆる将棋界の歴史の中で、まぁ私は将棋界の…ま、いわば証人で、もういろんな名人・達人と指してきてますから。

はい。
全てのことを比較して、根拠のあることをしゃべれるんですけども。
うんうんうん。
藤井四段はですね、極めて研究熱心で、まず研究の量においては、将棋の棋士の歴史の中ではですね、まずベスト3に入る研究熱心だと。
へぇ~!
たぶん1か2は…羽生さんと彼が1~2を争うと思います。
研究熱心で言うと。
そこにひふみんは入らないんですか?

私はですね、ま…必要に応じて研究はするけども。その…何だろう、あの…日課として研究をするタイプじゃないです。で、彼はたぶん日課としてね…
研究してる?
毎日普通にいって5時間ぐらい研究してるはずですね。
すごい。
で、それでこれから先ですね、将棋界を背負って立つ棋士に成長してもらえるんじゃないかという期待かかって、極めて話題になってるという…次第です。
ハハハハ笑
はいはい、次第です、次第です。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
作戦巧者の中学生
で、今回は非公式戦でございまして。
そうかそうか、そうなんね。
その非公式戦の…
ノンタイトルですね。
7戦した後の6勝1敗で。
そうです。
この6勝もすごい…そうそうたるメンバーから勝つわけですもんね。
そうです。私も実際に将棋の内容を、あの…

見ました?
ちゃんと研究しましたけども。ま、ほとんどはですね、彼が全部で、えっと…14勝プラス6だから、20勝してます。
はい。
20勝のうちの半分は、ぶっちぎりで勝ってます。
ぶっちぎりで勝ってる?
完勝。ほとんどもう相手なすすべもなく、相手は負けてますよ。
あの…彼の一番のすごいところはなんですか?
いや一言で言ったら、あの…え~中学生棋士さんだけども、極めて作戦巧者。作戦が非常にうまい。
へぇ~。
つまり簡単に言うと、自分の得意な作戦がある。相手が苦手とする作戦をぶつけていく。
嫌がることをやるという。
ま、簡単に言うと、相手の、あの…苦手なところを研究して、ま、作戦として選んでく。そりゃしょっちゅうじゃないと思うんだけども。
うんうんうん。
ま、しょっちゅうそういう作戦だったらば、表現的に言うと、ちょっと…ま、中学生棋士にしては、ちょっと大人びてるなというふうに思われかねないんだけども。ま、時に、あの…相手の…
一言ちょっと長くないですか?

ハッハッハッハ笑
一言が少しちょっと…いやいいんですよ、いいんですけど。すいませんすいませんすいません。
ひふみん。
先生カワイイですね。
ひふみんもう9つぐらいまで来てますよ。
1・2・3・4・5・6・7・8・9まで笑
9ぐらいまで来てます。すごいなぁ。
カワイイんですよ先生。
いやーわかりやすい。
次はひふみんに勝算あり!
でもすごい人が現れたんですけども。
そうですよ。
で、この方このね、14歳でございますけども。5歳から毎日詰め将棋を行ってきました。で、そっからやっぱり名人を超すという、目標に向かって邁進して。
あの、藤井さんはこれからはですね、当然ながらマークされるの、マーク。
そうです。
だって藤井さんに初めは負けたけども、そんなにね、今度は藤井さんにね、当たった時に…

真剣に行きますよねみんな。
今度は藤井さん許さんぞっと皆思ってますよ。
許さんぞっ。
ハハハハ笑
もうみんな思ってますよ。
そんなカワイイもんなんですか?許さんぞっ。
今はひふみんも思ってるってことですよね。
みんな思ってますよ。
ひふみんさんも、その…やっぱ次やる時は絶対に勝つっていう気持ちがやっぱりもう…
あ、だから私はですね、一応公に言ってますけど、藤井さんに勝った人がほとんどいないから、次は私が出ると言ってます。
おぉ~!
先生、次どうですか?勝てますか?
勝算は大いにあります。
勝算はある…
ある。
ほぉー。
なるほど。
簡単に言うと、藤井さんが得意っていう作戦が1つあるんだけど、それを私がこなして戦えば、まずは十分勝算はありです。
え~!
すごい…
いやこれはまた楽しみになってきますね。
77歳と14歳がガチンコでぶつかって、頭脳戦ですから。
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羽生三冠の完敗だった
いやー僕ね、ほんとすごいのは、やっぱりその「参りました」っていう世界ですよね。
確かにね、勝負の世界で自分で負けましたって言うのは、将棋だけですよね。
ないですね、他にはね。
そっかー。
羽生さんも…だってもう記者やカメラが…
潔く。
「参りました」
これ僕見てたんですけど、羽生さんはやっぱり最後投了した時は、あれいつものこうお辞儀するだけですけど、ものすごいあれは勝負師として悔しいんですか?

それは悔しかったでしょう。
あれはね、僕も将棋よく見たけども、あれは羽生さんの作戦負けで完敗です。
完敗!?
だからほんとに…いや、ま、野球もそうだと思う。やっぱ勝負ってもののある程度はね、作戦の失敗がまずいですよ。
あーそうでしたか。
そういうふうにする藤井四段もすごいですし。
だから羽生さんは、あの…だからね、羽生さんと藤井さんは、あの…同型の人です。つまり研究熱心で若いころからものすごく…はっきり言って大胆で。
ハッスル同盟発動
藤井四段はね、勝負師としてはよく見ててね、かなり性格的にね、あの…人をのんでますよ。
へぇ~! 14歳で羽生さんをのむ。
ほとんどの人を皆のんでますよ。
へぇ~。
ほとんどの名人とかプロを。
簡単に言うと、もう大胆で。結構僕はマイペースでいいと思ってます。

そうですよね。勝ってもそこまで喜んでる感じではないですもん。
つまりね、羽生さんに勝って藤井四段こう言ってますよ。「楽しんで指しました」って。
だってね、大敵に戦ってね、楽しんで、ま…普通はですね、いや一生懸命戦って、ま…胸を借りて勝って良かったと、普通は言いますよね。
そうですよねー。
それが普通でしょ?
うんうんうんうん。
彼は戦う前もちょっとね、えーと…気負わないで戦う。平常心で戦うと言って、終わったら「楽しんで指しました」って言うからね。
これを普通に考えたらね、どの棋士もね、もう今ね、ムラムラとね、闘志を皆もう湧かしますよ。だから私のこともね、ハッスル同盟が今まもなく…ハッスル同盟ができますよ。
ハッスル同盟ってなんですか?笑
初めて出てきたんですけど。
負けた棋士が今度は絶対に藤井に勝つという。
あーなるほど。
藤井包囲網ってことね。
そう!そういうこと。いや…
それがハッスル同盟。
包囲網とハッスルは先生違いますよ。
いやいやいや、つまりつまり、つまり…藤井包囲網は、ちょっと…
落ち着いてください。落ち着いて!落ち着いてください。時間ありますから。ゆっくりしゃべってください。

ハッハッハッハ笑
落ち着いてください。
いや…簡単に言うと、そのね、その…あの…包囲網はやめましょう。包囲網はセコいですよ。
14歳に包囲網はやめましょう。
やめましょう。
ハッスル同盟でいきましょう。
要するに、一人ひとりが今度は絶対に勝つと思ってって、研究するのを、私はハッスル同盟と言ってます。
ハハハハ笑
私は言ってるんだ。
全然わかんなかったけども。
羽生三冠を超えられるか
もう1つだけ。これはやっぱり僕ぜひ聞きたいんですけど。羽生さんを超える存在になるのかならないのか。
あ、これはなかなか鋭い質問ね。つまりね、一言で言うと、羽生さんを超える存在はかなり…難しい。
やっぱそんなすごいんだ羽生さんって。
羽生さんはね、もう大天才で。いやあれはね、あれを超える人はなかなか難しい!

じゃあ羽生さんと初めて対局した時、やっぱすごいという衝撃あったんですか?
うん、だから彼とは私がトップで羽生さんと六段と戦って、伝説の将棋なんだけども。その時羽生は天才だとわかった。
ふーん。
1局戦って天才ってすぐわかった。
何が違うんですか?他の棋士と。
あのね、アマチュアでも、羽生さんの将棋は指し手が全然読めないの。僕らが読めないのはわかるんだけど、解説の人とみんな全部裏切って指してる。そんな将棋を指す人は見たことがない。羽生さんのだけは違う。
でも今後、その…藤井四段が、勉強して研究していけば羽生さんを超えるってことも、じゅうぶん考えられるわけでしょ?
うーん…ただね、やっぱこれは性格があるから。羽生さんっていうのは一言で言うと、生まれついての将棋の天才。で、ま、藤井聡太は、素晴らしい後輩で期待してるけども、はっきり言ってこれからは…ま、何て言うか、はっきり言ってちょっと…未知数です。
ハッハッハッハ笑
全然はっきり言えてないですけどね。
ひふみんの賛美歌
ちなみにひふみんさん、加藤一二三九段はですね、対局中ショートケーキを3つ注文し、手づかみで食べたり。食パンを8枚、チョコレートを10枚食べたことがあるそうですけど。やっぱそれぐらい必要ですか?
いやそれは本当で。ただ私はね、自分でケーキを3つ頼んで食べたんだけども。戦った相手は、3つのケーキは、1つは自分にくれると思ったそうです。
ハッハッハッハ笑
そんなプチ情報…
さすがに3つも食わんやろっていう。
なるほどね笑
それも作戦やったのかもしれないですね。

相手欲しかったんだ。
やっぱ1局では長時間の試合でございますから。
何時間ぐらいかかんの?
一番長いのでどれぐらいですか?
一番長いのは普通で…まぁあの、えーと12時間。
12時間です。で、12時間の間に気分転換のために、休憩室とかウロウロしていいんですけど。
まったく自由。
時間はでも限られるもんね。
別室に移動して賛美歌を歌って…
あ、その隣の部屋では…はい、賛美歌も歌えます。
えっ?ひふみんがですか?
はいそうです。
で、ちょっとリフレッシュすると。
ま、気分転換で元気もつくし。
元気もつくしっていうことで。すごいね。だから意外と自由なんですね。ちょっともうお時間もあんまりございませんので、最後賛美歌で終わらせていただいていいですか。
賛美歌で?笑
賛美歌どんなんですか?
せっかくですから…じゃあちょっと歌いますかね。
ありがとうございます。うれしい!
立った方がいいですか?
いやアドリブですけどもね、ちょっとま…
マジですか。
一応じゃあとにかくですね、じゃあ例えばですね…一応はい、じゃちょっとクリスマスの歌で、ちょっと歌いましょう。
はいお願いします。
ま、リクエストですから。
はい、すいません。
(「荒野の果てに/グロリア」を熱唱)ま、これはクリスマスの…

すごーい!(スタジオから拍手)
今ね、先生、雪が降ってきました雪が。
優しい!
優しいですね。
雪とサンタも来そうでしたね、松本さん。
すごいなぁ。
いいなぁ。
ほんと無茶なフリをありがとう。
いや、どうもどうも。
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