ワイドナショー画像 ドナルド・トランプに続き2017年は世界的に反グローバリズムの自国優先主義が加速する可能性 2017年1月1日
アメリカ次期大統領のトランプ氏に代表される自国優先主義。2017年はこの流れが各国で加速する可能性があります。古市憲寿さんの「誰もが意見を発信できる現代においては、戦争を求めがちな世論の舵取りが難しくなりつつある」という、本当の民主主義の重要性を問う意見が非常に印象的でした。


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日本でも過激発言はある

ドナルド・トランプ:
 

(不法移民対策としての)南の国境に大きな壁を築く。(迷惑をかけた)メキシコには代償を支払ってもらう。日本が攻撃された時に、我々はすぐさま日本を守らなければいけない。とにかく(同盟関係は)フェアじゃない。

番組ナレーション:
 

過激な発言を繰り返してきたアメリカ次期大統領が、いよいよ就任式を迎えます。偉大な国の復活をうたうトランプ氏のアメリカ。各国との協調より、自国の利益の方が優先。そんな考え方が今、世界に広がっています。


ワイドナショー画像 2017年に大統領選挙が行われるフランスのオランド大統領と韓国の朴大統領 2017年1月1日

ナレ:

さらに、大国フランス・韓国では今年大統領選挙が。そして、ドイツ・オランダでも議会選挙が行われ、世界のリーダーたちの顔触れが変わりつつあります。

長引く不況、そして相次ぐテロの脅威。2017年、世界はどこへ向かって行くのでしょうか。

東野:

さ、乙武さん。世界はいったいどこに向かってしまうのかですけど。まずはトランプ大統領就任っていうのは、えー今年のもう1月下旬にはね、就任しますけども。どのような感想お持ちですか?

乙武洋匡:
 

いやー最初はやっぱまずびっくりはしましたね。

松本:

やっぱ乙武さんも違うとは思いました?

乙武:

はい。もう当然のようにヒラリーが勝つと思ってたんでただ、よくよく考えてみると、まぁその…「トランプはひどいやつだ」って言われてますけど。移民排斥がひどいとかね、女性蔑視がひどいとか言われてますけど。


ワイドナショー画像 乙武洋匡「トランプのような移民排斥や女性蔑視は日本にもある」 2017年1月1日

乙武:

日本で考えたら、移民排斥どころか受け入れてもないし、女性蔑視の発言する政治家なんて…もうそこら中にいるわけだし。そこまで人のこと言えるのかなっていう冷静な振り返りはありましたね。

松本:

子トランプだらけですよね

東野:

なるほどね笑 そういうふうに思ってらっしゃる。




同盟国の前に同等国へ

東野:

えーそして先日、安倍首相とオバマ大統領がハワイ真珠湾で追悼施設・アリゾナ記念館を共に訪れて、犠牲者に献花し黙とうを捧げたんですけども。


真珠湾を訪問昨年12月、安倍首相がアリゾナ記念館をオバマ大統領と共に訪れ「寛容・和解・未来志向」を訴えた。

東野:

松本さんはどのように…この真珠湾訪問というのは思いますか?

松本:

うーん…ま、だから前も言いましたが、まぁそうなるとトランプは、今度長崎にちゃんとお前来るんやろうなっていうことをね、ちょっと言いたいかなっていう部分もありますし。

あとまぁ…「同盟国、同盟国」って言いますけれども、まぁ…その前に僕は「同等国」になるべきだと思っておりますので。


ワイドナショー画像 松本人志「日米は同盟国である前に同等国であるべき」 2017年1月1日

東野:

うん。どうしてもアメリカがあって日本っていう印象ですか。

松本:

はい、あの…全然同等国になっておらないので。

東野:

うん。さ、ヒロミさん。トランプさんの閣僚人事。えー国務長官に大手の石油会社の会長兼CEOのティラーソンさんが。


トランプの閣僚人事石油会社やハンバーガーチェーンのCEOなど、政治家ではなく優秀な経営者を中心に配置するという。

ヒロミ:

うん。

東野:

だからまわりが…言うたら経営者で…

ヒロミ:

経営者ばっかりだからね。だからまぁ、それを国を経営…損得でやるのか、まぁ…じゃあこうやるから、どこまでやってくれんの?っていう、本当に多少政治脳と経営脳って、絶対にやり方は違うと思うんだけど。

でも、まぁ今まで政治の脳でずっとやってて、こうだから良くないからっていうので、もしかしたらすごいことになるかもしれないし、もうほんと大丈夫?っていうのもあるし。




トランプごっこの悪影響

東野:

さ、ベッキーさん、どうなんですか?トランプ大統領でございますけれども。あの…妹さんまだアメリカ…

ベッキー:
 

そうなんですよね。妹はアメリカに10年ぐらい住んでるので。ま、どうなるのかなっていう、ちょっと不安な気持ちもありますし。現地…アメリカの小学校で、トランプごっこがちょっと流行ってて


ワイドナショー画像 ベッキー「トランプ氏の過激な発言を小学生が真似している」 2017年1月1日

東野:

流行ってて?

ベッ:

例えば、トランプさんが「壁を造る」って言って「Build the wall! Build the wall!」って言ったのを、子供たちが学校で大合唱して。で、そのクラスメートのメキシコ人の男の子とかは泣いちゃう…いじめられてると思って泣いちゃうとか。

松本:

あー。

ベッ:

国のリーダーがそういう過激な人だと、子供たちは簡単に、悪気なくまねしたりするから。それが変にいじめの助長になったりとかしなければいいなっていう。

東野:

選挙期間中の、なんかそういう暴…あえて暴言することによって人気を得たけど、でも始まるとちゃんとするんですけど、その暴言だけを子供たちが受け取って、学校でそういう遊びが流行ってるという。

ベッ:

怖いですよね。今の子供たちが大人になってくわけだから


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戦争へ向かっている?

ヒロミ:

こんなに自国だけが良ければいいっていうね、国が増えてくるわけじゃん。ヨーロッパもそうだけど。

東野:

そうです。これから…はい、2017年。

ヒロミ:

ロンドンもそうだし、あの…イギリスもそうだし。

東野:

フランス、ドイツ。

ヒロミ:

どんどんそうなってくと、これ本当にそのうちまた戦争起きんじゃねえの?とかって思っちゃうよね。


ワイドナショー画像 ヒロミ「自国優先主義の国が増えることで戦争が起きるのが心配」 2017年1月1日

松本:

核もっと持つって言うてますよ、トランプさんね。


トランプ氏の発言米国は核能力を大いに強化・拡大する必要がある

乙武:

軍拡競争を…

東野:

アメリカとロシアの。

乙武:

まぁ…推奨するような発言をして。それって力の強い者が勝つ社会を望んでるっていうことなわけですよね。

松本:

うん。

乙武:

それはほんとにヒロミさんおっしゃったように、戦争につながりかねない考えで。僕はその…自国優先主義が決して悪いとは思わないんですよ。

東野:

はい。

乙武:

それはやっぱり一国を経営する者としては、自国の利益っていうのは考えなきゃいけないわけで。それは当然なんですけど。

我々人間が愚かなのは、それが行き過ぎた時に、最後は戦争っていう手段でしか解決をできなかったっていう歴史、これがやっぱり愚かなことで。


ワイドナショー画像 乙武洋匡「自国の利益を優先しすぎると戦争しか解決手段がなかったという愚かな歴史がある」 2017年1月1日

乙武:

今後もだからその…イギリスもブレグジットで抜けました。で、今年またいろんな選挙でそういうリーダーばっかりになった時に、世界中がギシギシしだした時、戦争っていう手段以外で、いろんな利害調整をできるのかどうかっていうのを、もう1回私たち試されてるのかなっていうのは…すごく恐怖とともに感じてますね。




真の民主主義が始まる

東野:

古市さん。

社会学者 古市憲寿:
 

歴史振り返ってみると、基本的にまぁ戦争って、政治家エリートはあんまり起こしたくないんですね。その…自分たちの立場を守りたいから。

逆に誰が起こすかっていうと、民衆が起こしたがるんですよね人々が、やっぱり経済が不満だとかいろんな不満を、戦争って形でなんか爆発させようとする。


ワイドナショー画像 古市憲寿「現代では暴走した民意をコントロールするのは難しいため本当の民主主義が試されている」 2017年1月1日

東野:

うん。

古市:

でもただ…これからの国々って、民衆の思いの舵取りがすごい難しくなってくと思うんですね。

たぶんある意味でその…2016年って、本当の意味での民主主義ってものが始まった年かなってふうに思っていて。まぁ…EUのイギリスの離脱問題にしてもトランプ大統領にしても、ま、SNSしかり、人々の力がすごいインパクトを持った年だったわけじゃないですか。

これがたぶん、これからますます強まっていくと、どうなるんだろうっていう。

東野:

2017年。

古市:

そう、やっぱりこれまでって、一応民主主義って何世紀も続けては来ましたけども。ただ…とはいえ、人々が選んだ政治家が政治をするって、一段目にかましちゃったわけじゃないですか。本当にヤバい人はやっぱり政治は任せないっていう。

でも今、ほんと誰もがこうやって声出せる時代になっちゃうと、そこの抑止力が効かなくなって、ほんとに人々がすごいワーッてなった時に、じゃあ誰が止めるんだろうっていうと、止める人がなかなかいないのかなって気も…




自国優先主義の底に貧困

東野:

3月から…かけて、オランダ・フランス・ドイツとか色々…議会選挙、大統領選挙があって。その…極右という、まぁその…反グローバリズムっていうんですか、なんかそういう人が台頭してくるんじゃなかろうかってなった時に、EU解体とか。ね、ウエンツさん。

ウエンツ瑛士:
 

でもその…やっぱ自国優先主義になった理由の、本当に忘れちゃいけない1つは、絶対に、もう…今日あした食べていけないっていう人がたくさんいるわけじゃないですか。


ワイドナショー画像 ウエンツ瑛士「反グローバリゼーションの裏には貧困問題がある」 2017年1月1日

ヒロミ:

うん。

ウエ:

で、そこに、やっぱお金が回らなくて、それこそじゃあ…トランプさん、ヒラリーさんの時もそうでしたけど、別に食べるものも困らない、好きな服も買える方たちが…言ったらコメントしてるわけじゃないですか、テレビの中でも。

やっぱそこには伝わってない気持ちってのは絶対あって。それは確かにその先には、自分が良ければいいっていう考え方は、もう…言葉だけ取ったら悪い言葉ですけど。でも、そう言わないと生きていけないって方たちがいっぱいいる結果だと俺はやっぱ思うんですよ。

だからそこさえちゃんと救っていけば、あの…そこ戦争っていう大きなとこまで行かないんじゃないかな、行ってほしくないなっていう気持ちはありますけど。

東野:

ありますけども。


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