
この討論会の出来が直接支持率に結びつくわけではないものの、
有権者が抱く印象に影響を与えるのは間違いなさそうです。
犬塚弁護士は「ヒラリーはディベート慣れしているだけ」と
やや皮肉を込めて弁護士ヒラリー氏を分析していましたね。
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トランプの嘘が目立った
いよいよ来月決まるアメリカの新大統領。
どうして彼は所得申告しないのか?彼は自分で言うほどお金持ちではないかもしれない。
彼女が3万3千通のEメールを見せたら私も申告書を見せるよ。
女性初、批判の多い政治エリートのシンボルか、政治経験なしの暴言王か。「嫌われ者同士の高齢者対決」とも揶揄される頂上決戦はついに初の直接対決へ。

(ヒラリーの発言を遮る形で)違う!違う!違う!
大統領らしさを演出しようとしたのか、暴言を抑えながらも苛立つトランプ氏に対し…
ドナルドは私を批判する準備をしてきたみたいだけど、私は何の準備をしてきたか知ってる?私は大統領になるための準備をしてきたの。(会場から拍手)
拍手厳禁の場にもかかわらず、大きな拍手を浴びたのは、健康不安が指摘されていたヒラリー氏の方でした。この討論会は全米に生中継され、過去最高のおよそ8000万人の国民が視聴したものとみられています。
さ、第1回テレビ討論会でございますけれども。8000万人、ということは世界でも10億人ぐらいはもう見てるんでしょうか。
さ、赤江さん。討論会ちょっと見ました?
はい、ちょっと見ました。トランプさんが、イラク戦争開戦に関して「その時期私はすごく反対してた」みたいなことをおっしゃって。

でもそれは、なんか…当時のラジオの番組で、いやいやすごい賛成してることを言ってたみたいな。あまりにもそういう齟齬がありすぎて…
嘘…
嘘みたいなのが。やっぱりそれをこう…ずーっと司会者の人が止めてもしゃべり続けてるみたいな。そういうマナーみたいなのも、ぱっと見ただけで、今回は圧倒的に不利だなと思いましたけどね。
ヒラリーさんの方が…大統領にふさわしいかなという印象?
やっぱり感じは良く…そうですね。
ヒラリー氏が勝利?
さ、古市さんは?
なんかトランプがダサい言い訳してましたよね。マイクを?なんか調整されてて、自分の方が声が小さかったみたいな。
あの言い訳なんかダサいですよね。自分が負けたって認めてるようなもんで。

なるほどね。
ただ一方で、クリントンはたぶん今回に関しては、健康不安さえ払拭できればたぶんクリントンの方が勝ちみたいなディベートだったんで。まぁ、こんな結果かなーとは思いましたけど。
支持としては、CNN世論調査によると、第1回討論会の勝者としては、62%、ヒラリー・クリントン(の勝ち)…現在支持率は拮抗していますけれども。このじゃあヒラリー・クリントンに行きそうですか?
いやでもそれもまだわかんないですよね。
あと街頭では、なんか「トランプさんを応援してる」って言いづらいんで、クリントンさんって言ってるんだけど…
なるほど。
書くときにはトランプさんって書く人がいるんじゃないかと。

うんうん。
なるほどね。
隠れトランプが。
ええ笑
はぁー。
なるほど。それも白人層の中に一定数いてるということで。
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消去法対決
松本さん、いかがですか?
うーん…なんか不思議ですね。僕どっちもあんまり…正直言うと好きじゃないですけど。
だってもう…本当今回はもう「嫌われ対決」っていうふうにアメリカで言われて…両方とも嫌われてるという笑
嫌われ度が圧倒的なんですね。
でもこう…不思議とどっちを応援してるわけでもないんですけど、こう客観的に見てると、なんか自分の中で知らんうちにやっぱりちょっとヒラリーさんを応援しちゃってるんですよ。

うんうんうん。
ちょっとほんと…消去法対決ですけどねー。あの…うん。
選ぶ方も難しいと思うんですけど。
うちの姉ちゃんがね、ほんとド不良でね。スケバンやったのよ。で、俺が小学校ぐらいん時に、家で姉ちゃんが暴れ倒してた時に、親父がスーパーカブで帰って来たのよ、仕事から。俺、親父のことも全然好きじゃなかってんけど、そん時親父が一瞬ヒーローに見えた…
ハッハッハッハ笑 へーなるほど。
そんな感じやな。
ハハハハ笑 どっちが親父?どっちが姉ちゃん?
なんかね、そういうもんなんですね。
だからもう…(ヒラリーが)お父さんと(トランプが)姉ちゃん…
そうなんのかな、この場合。
この場合で言うと。
ディベート慣れの問題
犬塚弁護士、日本にとってはやっぱりヒラリーさんの方が良いんですかね。
どうですかね。あの…実はヒラリーというのは、かつて全米100人の弁護士というのに選ばれるぐらい弁護士として大変エリートだった人なんですね。
やっぱ犬塚弁護士から見てもやっぱりエリート弁護士ですか?
エリート弁護士です。ま、いい意味でも、ちょっといやらしい意味でもエリート弁護士…

いやらしいってどういうことですか笑
あの…アメリカってのはもともと…ディベートって言い方をするんですが、こういう討論というのは1つのスポーツみたいな形で競うところがあります。
たった何分間かの議論だけで資質がわかるとは思えないんですけど、アメリカ人は非常に好きなんですね。で、ヒラリーはやっぱり弁護士やる時は、こういうディベートっていうのを大変に練習しますから上手いわけです。
はぁ~。
それに対してまぁあの…トランプの方は経営者ですから、どちらかと言うと一方的に命令するので、あまり慣れてないなという印象を持ちました。
知ってるでしょ?指原さん。テレビでこう見て…
知ってます知ってます。知ってますけど、あの…日本に良い方になってほしいなってだけで…
うんうんうん。
それを言い出すとね、どっちも…
どっちも難しいですよね。例えばトランプで面白いなと思ったのは、トランプが怖いからって、アメリカで今議会で、核の使用ボタンを大統領の独断じゃなくて、議会の…オッケー出さないと通らないようにしようみたいな、むしろオバマよりも、より平和的な政策を作ろうみたいな動きが生まれてたりとか。

ふーん。
逆にトップがバカだと、下で面白いことが生まれるのかなみたいなこともあるのかなってちょっと思いました。
そっかー。
えー11月8日ですから。もう…投票日で決まりますから。
1ヵ月ちょっとですね。
さぁ、どちらになるんでしょうか。
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