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秋本治先生が登場!
おはようございます。
おはようございます。
おはようございますー。
さ、ワイドナショーでございますけども。松本さん。
今日は本当にすごいですね。
今日はもう…
すごい方に来ていただきました。
はい、紹介します。「こち亀」の作者であります秋本治先生です。おはようございます。
どうもおはようございます。

よろしくお願いします。えーなかなかこういうテレビ番組に出演というのはされないと。
そうですね。あんまり出ないですね。
別にこの番組に出たからといって何の得もないですし。
ハハハ笑
何をお困りしてるわけでもないわけじゃないですか。
秋本先生と、いうたらフジテレビの関係って「こち亀」がアニメで…
あーそうかそうか。うーん。で、本番前にちょっと…東野の方に直接先生が…
あの…はい。こちらの方に先生来ていただきまして。あの…本番中のちょっとこうレクチャーといいますか…
(本番前)
東野さん。
はい?
あの…僕、告知下手なんで、もしなんかあれば、割って入ってもいいんで…
わかりました。

松本さん…厳しいコメントバババーンっていう場合は「いやそこはねー」とかこう入ってですね…よろしくお願いします。
ハッハッハ笑
いえいえ笑
(再びオープニング)
松本さんがもうガンガンしゃべって怖いんで、なんとなくそれを遮って僕に話を振ってくださいと。
あの…僕に丸聞こえやったんですよ。
ハハハハ笑
いや、そらそうですよ。
悪口と言ってもいいと思う。

いえいえ。そういう口の利き方が、秋本先生が嫌なんですよね。
そういうのネタにするでしょすぐ。だから怖いんです。
先生のこと本当に尊敬してますから。僕は尊敬する方には一切そういうこと言わないです…
1話1話が精一杯
松本さんも「こち亀」はもう…
もちろんそれはやっぱりあの…変な話、言い方悪いですけど、読みたくなくても読む状況にあるじゃないですか。この日本というところで生活する以上…
少年ジャンプも置いてるし、こち亀の単行本も喫茶店とかお好み焼き屋さんとか…
定食屋さん、散髪屋さん…
現在トップでございます、199巻でございますけど。えー連載はもう40年ですか?先生。
そうですね。40年です。

これだけ続くと当時は思いましたか?
いやーでも1作1作書くのが精一杯でね。気がついたら…って感じですよね。
これ、でも指原さんも読んだことあるでしょ?
はい。うちの兄が大ファンで…
あーそうですか。
あの…ずっと、初めて読んだ漫画が私はこち亀だったので。すごく…
そうなんや。
うん。今、ワイドナショー史上一番テンションが上がってます。
ハハハ笑 マジで!? そうですか笑
119巻まで出てるんですよ。
えっ?199巻…
あ、199巻まで出てる…
これなかなかの…だってなおかつ…
110番超えてるんですよ。
ハッハッハッハ笑
ほんまです、ほんまですわ笑
で、これ「情熱大陸」って番組でおっしゃってたんですけど、万が一のために、あの…何個か一応ストックがあるってうかがったことあるんですけども。
だいたい5週分ぐらい…だから1ヵ月ぐらい先の分は。
だからどっかちょっとね、なんか旅行いくとかなった時に、じゃストックのやつをということであるというのが…
プロだ。
だからまだこれ伸びしろがあるってことですから。
ハハハ笑
みんなこち亀が大好き
あと、ワイドナ高校生の前田くん。おはようございます。
おはようございます。
大好きなんでしょ?
大好きです。もう漫画はほんとこち亀とコナンしか読まないぐらいの、もう…こち亀大好きなんですよ。
うん、そうよねー。だからなかなか…ちなみに、なんか好きなパターンの話…なんかいろいろあるじゃないですか。
僕、車がめっちゃ好きなので。先生描くスーパーカーがすごいんですよ。

うんうんうんうん。
絵でなかなかスーパーカーって見ないんで。白黒やのにこんな興奮するんかっていうぐらいのスーパーカー…もう毎回興奮して…
興奮するという。えっ?堀潤さんもこち亀…読まれたこと…
もちろんです。で、僕あの…NHK職員時代に、街のおまわりさんみたいな職員になりたいなと思ってたんです。
うんうんうん。
それがやっぱり…「ちょっとこっち取材来て」とか「これ伝えてよー」って言われたら「はいはい!行きますよー」っていう。そのね、原点はやっぱり、こち亀なんですよね。

だからそういう意味で言うと、今もうジャーナリスト活動してる上では、ああいうちょっと泥臭くて、で、常に大衆目線で。で、ちょっとおっちょこちょいな、そういう姿っていうのは、すごく…根幹を築いていただいたなって。
こち亀終了を発表
さ、そんなですね、秋本先生からですね、今日はワイドナショー出演されたんですけども。えーオープニングでちょっとお知らせがあるんですよね。
はい。
ちょっとおっしゃっていただいていいですか?お願いします。
えーとですね、こち亀があの…40周年で、えーと42号が40周年なんですけど。それをもって…終了します。
えっ?
え!?
うそ…

はい。
そうです。9月17日発売の少年ジャンプをもって、連載は終了することを発表…
200巻目で終わりっていうことになる…
そうですね。巻数でいうとちょうど200巻で。
へぇー。
最終回もう…ゴルゴ捕まえてほしいなぁ。
ハッハッハッハ笑
もうできてますから。もうできてます笑
両さんゴルゴ捕まえるってのは…
あー!
倒してほしいですよねー。
ゴルゴめちゃめちゃ強いですけど。大丈夫ですか?
だからやっぱり…
でもいいアイディアでしたね、今…ちょっと描きたかったねー笑
あ、じゃあ特別に読み切りで。
読み切りにしましょう。ちょっとそれはうれしい!
それ面白いですね。
それさいとう(たかを)先生とちょっと話し合って…
はいはい。

アイディア浮かびます?
ほんとですわ。
ねー、ゴルゴって、一時巻数を争ってた時期もありましたので。
やっぱりライバルというか、さいとう先生のゴルゴが終わるまでは俺は終われへんぞ…
頑張りたいなとは思ってましたね。
全く違うテイストのね、ゴルゴはまぁ人を殺しまくる、両さんは絶対に殺さないっていうかね笑
でも年数はゴルゴの方が長いんですね。5年ぐらいね。
あそっか。隔週…
隔週なんで。で、追いついちゃったんですよね。
あの…最終話っていうのはもうお描きに…
いやこれから…
今から。アイディアはもう…
はい、だいたいあります。
へぇー、え~。
なんか寂しい…
ね、なんか見たいけど見たくないよね。
今もう今年一番ぐらいの鳥肌立ったんで。もうすごいショックですね。
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連載終了の理由は
それは、先生ご自身の心境に変化が生まれたからですか?それとも、社会がもう…両さんの役割を終えたと…
描いてるのは今でももう楽しいんですね。ずっと、今も楽しんで描いてるんですけども。

でもどこかでやっぱり長編作品ってのは終わりにしなけりゃならないんで。ちょうどやっぱり200巻っていうのも大きい締めになりましたね。200巻だとちょうどまとまるし、ちょうど40周年のお祝いの時に…両さんってお祝いごとすごい好きだから、お祭りが好きだから、その時にこう…お祭りワーってやって、ちょっと姿消すっていうのが、なんか最高のエンディングかなーと。
両さんのキャラ的にも…
うん。
それは、少年ジャンプの集英社の人にお話しした時も、その…出版社は止めるでしょう。
止めますね。止めましたね、ええ。続けてほしいってことで。
それってあの…すごく気は早いんですけど、連載終了した後に次の作品とかってもう考えてたり…やっぱするんですか?
いや、まだ考えてないです。まだ終わってないんで。
ちょっとゆっくりする…
はい。
そうですよね。
漫画家さんをお辞めになるわけではないんですもんね。
そうなんですよ。
一生漫画は描き続けると。
そこがけっこう…大きいポイントで。漫画家は辞めるつもりはなくて、それで両さん描いてる時に同時並行で描いてた作品もあるんで。そっちを続けようかなというのも考えてます。
お気に入りのエピソードは
ちなみに、じゃあ質問1ついいですか?
はい。
その…200巻あるわけですけど、なんか1番好きなお話とか、自分が1番思い出深い作品…
今後ろにね、一応ずらっとあるんですけどね。
あー。
なんですか?僕はちなみに、あの…両津勘吉さんが、人間UFOキャッチャーで、あの…自分の口でカウンタックを持ち上げるっていう。
ハハハハ笑
もうアホくさくて笑ってもうて。
ハッハッハッハ笑

あの…欲の塊じゃないですか。で、自分でこうワーイって行って、人間UFOキャッチャーで、高級車がいっぱいあるんですよ。それを口でガーッて上げるという…俺もう腹かかえて。アホやなー思て笑
両手に荷物持ってたんですよ。だから口しかもうないんですよ。
そう両手に…あ、そうそう!全部いろんなもん持って。口しかないから。
よくご存じ笑
俺も細かくは覚えてないですが。はー。
先生の中ではなんか思い出深い話って…
僕はけっこう好きなのは、あの…怒鳴り屋っていうのがありまして。両さんが、えーと…いわゆる税金の使い方とかそういうのを部長に聞いて、これはおかしいじゃないかっていうの気がついて、これはなんで文句言わないんだって、こんな取られて。みんなそういうの知ってる?って。
急に両さんが知ってから、これは僕らは何にもできなくても、一言国会に文句言った方がいいっつって、マイク持って「こら!」って怒鳴りに行く話なんですよ。
へぇー。
そんで、実際描いてみると、普通に描いたんですけど、こう…出来上がったの見ると、けっこうおかしいんですよね。竹刀持って国会議事堂に怒鳴りに行って、怒られたらバーッて逃げちゃうというような。
で、最後には都庁にも「こら!」って。当時、青島(幸男)さんがいて、「青島ー!」っつって。「都市博なんで潰したんだ!」って。

ハッハッハッハ笑
そういうの文句言う話がけっこう…
あ、両さん都市博やりたかったんや。
都市博のグッズを買い占めてたんですよ。
あーそうか笑
金儲けですから。両津勘吉は金のことしか考えてない…
潰したらこれがゼロんなるじゃないか、それはそれで値が上がるかもしれないけどなと1人でこう…しゃべってるのが、あれは描いててちょっと…
欲深いけど、なんかやっぱり町民目線みたいところも魅力の1つですけど。
未来予言の数々
そしてですね、こち亀は未来を予言していたということでございましてですね。えー例えばですね、1981年、今から35年ぐらい前ですか。ルンバのような自動掃除機を…漫画ん中で出てるんですよ。
もう出ていた…
出ていた。で、それから20年後にルンバが。
あと1988年、今から28年前ですか。シミュレーションゴルフというのを漫画の中で…
あー!これモロやんかこれー。
それが、1995年には誕生すると。

へぇ~。
こういうのはどう…やっぱりあったらおもろいなーという発想?
あ、そうですそうです。これあったら面白いなーで。まず漫画で描いてみる。
うんうんうんうん。
なんかこう、事実は小説より奇なりみたいな言葉ありますけど。事実が寄ってくるみたいなことってありますよね。
ありますね。
これもすごいですよ。1997年、今から20年前。えー彼女…女の子を育成するゲームをする巻があるんですけど。これ後にスマホなんてない時代にこれを作って、課金ゲームの発想やったりとか。
お金取られちゃうんですよね。
あー懐かしい。
まんまやん。
すぐなっちゃうんですよね。カウントが早くなっちゃう。
そう。
そうです。このように、どんどんどんどんと、なんか未来を予想しているということでございますけれども。ちょっとこれ最終話はぜひ少年ジャンプで読みたいですけど。
ねー。
どういうふうに…どんなふうな話…いや結婚せーへんのかなーとか、やっぱそっか…終わったら結婚せーへんかとか。いや中川はどうなんねんとかね、いろいろ…
僕はね、もうなんかずっと終われへんといういうような気がしてたんで、ちょっとまだショックなんですよ。4桁まで行くんじゃないかと。
ハッハッハッハ笑
背表紙どうすんのかなと。
4桁ですか?
4桁は…
背表紙どうなんねやろと思って。
ハハハハ笑

いや、でも今お話うかがって、200巻は1つのね、節目になるとおっしゃって。今これだけやっぱり電子書籍だとかインターネットでいろんなものが読めるっていう時代に、やっぱりこの1冊1冊の巻数が1つのメドなんだっていうのは、やっぱり漫画家としての、職人のこだわりっていうのを今聞いたような気がしますね。
そうですよね。
B面エンディングで
秋本さん、今日は重大な発言をこの番組に持ってきてくださいました。いかがだったでしょうか。
はい、あの…やっぱり40年と200巻ということなんですけど、これもやっぱり読んでくれる人たちがいるからで。
やっぱり漫画で40年描かせてもらえるってのもすごく幸せなことだし、200巻っていうと200冊ですよね。出版社が200冊まで出してくれるというのは、やっぱり漫画家にとってすごくうれしいことなので、決して悲しいことでなく、よくこう…支えてもらったっていうんで。すごく僕はお礼を言いたいですね。本当に。

とってもこう…淡々とね、発表なさったんですが。どんなお気持ちだったですか、その瞬間。
もともとは、両さんっていうのは1話完結の作品なので。だから続きもの…ほんとにナルトとかああいうのだと、最終章でこう盛り上がって行くんですけども。
まぁ、極端に言うとこう…いつ終わってもおかしくない状態の作品なので。なるべくだったらいつも通り自然のまま最終回を迎えた方が、特別なものではなくていいかなと思ってますけどね。
ちょっとオープニングからね、僕すっごいやっぱりさみしかったんですけどね。でもなんかこう40年間、少年ジャンプで連載するって、ある種、40年間少年のままでいるってことですもんね。
ほんとにそうですね。
僕それがすごいなと思います、ええ。あーもう本当に尊敬ですねー。
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