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AI脚本のナゾ映画
AIが書いた脚本をもとにした短編映画「サンスプリング」が公開され話題を呼んでいます。これは、90年代のSF映画数十本をAIが分析し脚本を制作。
なるほどなるほど。
その脚本をもとに人の手によって映画化されたというもの。完成した映像は9分ほどの長さ。失業者があふれ、若者が血を売らざるを得ない未来の世界が舞台となっています。しかし…

会話の中でいきなり口から目を出す謎の展開。
えー!? なにこれ笑
場面設定には「彼は星の中に立っていて床の上に座っている」という、現実にはあり得ないハチャメチャな箇所もあったといいます。まだまだ実用には程遠い感はありますが、
人間には思いつかない設定など、想像力を刺激するツールとしては有益なのかもしれません。
これはもともと企画がありまして。海外のSF映画祭の「48時間フィルムチャレンジ」という企画があったんですね。48時間以内に映画を完成させるというもので…

あーなるほど。
ま、チャレンジ企画ですよね。で、AIが作ったと。「ゴーストバスターズ」「フィフス・エレメント」「2001年宇宙の旅」など数十本のSFの映画をAIが学習して脚本を作り…
そのチョイス偏ってますよね笑
ハハハハ笑
大喜利AIも登場
でもこれ、「人工知能に脚本書かせろ」っていう脚本を書いた人がいるわけで。
あー。
結局その…人工知能も所詮一人歩き全然できてないなとは思うんですけど。なんかがちょっと間違えれば、面白くなることはあるかもしれないですねぇ。
例えば僕…例がちょっと違うかもしれないですけど、IPPONグランプリとかやってて、一般回答の大喜利の答えバーッて僕、何個か選ばなあかん時あるんですけど。
はい。
あーこれおもろいやんと思ったやつが、よく見たらお題間違えてたりするんですよ。でもそれが上手くハマって…

あ~そうですねー。
あるんです。これこのお題の答えじゃなかったんや、でもおもろいなっていうことがあったりとか…
そのズレがむしろ面白い…
ズレが…そうそうそうそう。
松本さん。実はこのAIが大喜利をするというのも、もう実現してるんですよ。
えぇーっ!?
えっ? 僕まさかそれに乗せられてしゃべったような…
今ね、すごい良い振りをしてくださったなぁと思って。
誰の脚本なんやこれ。
ハッハッハッハ笑
あ、そうですか。
はい。ツイッターでお題を送るとボケが瞬時に返って来る「大喜利β」というアカウントを作って試験的に運用してるんですね。で、担当者によると、お題の単語に関連する言葉を引き出して文章を組み立て、そこに無関係なデータをいい塩梅で入れるんですって。

へぇー。
それは正解かも。
ちょっとどういうものかご紹介していいですか。まずはこちらです。「こんな人工知能は嫌だ」その回答がこちら……「膝が痛い」
フフフ笑
あ、薄い感じですね笑 続いてこちらです。「最強の暇つぶし方法 どんな方法?」その回答がこちら……「ボールペンを配る」
ハハ笑 なんだろう。芸歴2年目ぐらいの…
ハッハッハッハ笑
あんまりまだ大喜利慣れしてない新人ですよね。
一生懸命AI頑張ってますよね。で、写真のお題も出てるんですね。例えばこんな写真です。林(修司)先生。その回答がこちら……「この指何本?」

ハハハ面白い笑
こういうことがあるんですねー。でもまぁ、思ったほどレベル低くはなかったですね。DJ KOO さんはもう超えてますよね。
ハハハハ笑
宮藤官九郎の脚本は
宮藤さんは、実際脚本書く時にはどんなことを心がけて書くもんなんですか?どういったことにこだわって書いてますか?
でも脚本書いてる時って、監督は別にいたりするじゃないですか。役者さんも別にいて、役者さんに誤解のないように書くっていうことを気をつけるようになりましたね。
ほぉー。
なんかほら、「つぶやくように」って書かないと、おっきい声で言われたりすることって…ハハハ笑

あぁ~。
監督も一緒に勘違いしちゃうこともありますから。
あーセリフのニュアンスが伝わらない…
例えばさっきの「星の上に立っている」っていうのだって、もし大御所の脚本家が書いてたら、考えると思うんです、スタッフ「どういうことだろう」と。「星の上に立つってどうやって撮るんだろう」みたいな。監督ってけっこうそれぐらい重要視されてますよね、映画の現場とかだと。
ふーん。
そうか、でも宮藤さんって必ず現場に行ってるわけではないんですもんね。
全然行かないです僕。行くと何か言いたくなるし。
そうかそうか。
ええ。
あ、じゃあとんでもない勘違いが出来上がってる可能性も…

そうですね。だからもう「小声で」とか「笑う」とか…
ちゃんとやらないと…
へぇー。
だから逆に言うと、それだけいっぱい書いてる役者さんのこと、オレ信用してないってことに…なっちゃうのかなー。
ハハハハ笑
ト書きが多いってことは…
台本はあくまで設計図
だけど、なんかそれでも…間違った芝居なのに、面白くて納得させられちゃう時あんですよね。
ふーん。
西田敏行さんとか、台本書いてる通りやらないんですよ。
あ、なんかアドリブがお好きらしいですね。
すごい多いんですけど、それがバチッと噛み合った時とか、もうなんかオレが書きましたって言いたくなる位、上手く行ってる時とかやっぱ…ありますよね。

はー。
あくまで台本っていうのは、いくら細かく書いてもやっぱり…設計図だし。あの…指針であって、それは完成ではないので。それはやっぱり言えないですよね。
よくいますけどね、一字一句変えないでくれってタイプの人も。僕は全然そうじゃないですね、はい。
現場で変わってって、それがむしろ正解になってれば…
下手したらあの…なんも思いつかない時に「~とか」って書いてる時あります笑
へぇ~!
ハハハ そんな曖昧風な笑
ありますあります。なんか、思いつかない…
カンペでしょっちゅう出されるやつですよ。「松本さん 一言」っていうやつ。
そういう感じ、そういう感じ。
ざっくりですねー。
ざっくりですね。
ハハハハ笑
芸人のドラマ進出
あとでも、脚本といえば、AI のみならず最近は芸人の方が脚本界に進出してる場合もありますよね。バカリズムさんとか。
はいはいはいはい。
あと役者さんとして活躍されてますけど。
僕、昔コントの作家もやってましたけど、コントってやっぱり現場で変わるのが前提じゃないですか。一応台本は書いてあるけど、そっから芸人さんがいかに面白くするかっていうのが。その芸人さんのボケを引き出すために書いたりとかもするじゃないですか、作家は。

だからまぁそういう意味で言ったら、ドラマに行ってもおんなじように、書いてある以上に面白くしてくれるんじゃないかなっていう期待はありますよね。
ふーん。
向いてる人と向いてない人って、はっきり分かれますよね、芸人さん。
向いてない人って…例えば誰ですか?

なんだよ~。
ハッハッハッハ笑
あ、古市さんのペースで来ました。
古市さん、ドラマ出ないっしょ?
だって謝罪文さえも読めないんですよ。
アッハッハッハ笑
まぁ、極端な棒読みですよね。
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