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男性として扱われるIVAN
先日、各賞の候補が発表された第88回アカデミー賞をめぐり、全米で波紋が広がっています。20人のノミネート枠に黒人俳優が1人も入っていなかったことへの批判が、ソーシャルメディアを通じて全米で炎上。
今回のアカデミー賞でノミネート確実との呼び声が高かった俳優、ウィル・スミスは選出外となったことがわかると、式のボイコットを宣言。人種差別問題に物議を醸す中、アカデミー賞の授賞式は現地時間2月28日に行われます。
IVANさんいかがですか?
はい。差別とか偏見というのは、日本にいると、やっぱり島国だからそうなっちゃうのかなーとか、けっこうそういうふうにこう…固定観念で思ってたんですけど。やっぱ海外でもまだまだタブー化されてることがすごく多くて。

私なんかは海外に行くと、女の子と思われるんですけど、そこでパスポートぱっと出した時に、まだM…メンズになってるので、急に態度が変わるんですよ。
ほぁー。
「えっ?ニューハーフか」みたいな。
それは海外でも?
海外でも。
あーそう。
アメリカに入る時とかも、やっぱり見た目が女性だから、ボディ検査される時も女の人が来るんですけど。パスポート見た瞬間に男に変わるんですよ。
は~なるほどー。
ほぉーそっかー。

だからそういうのもやっぱり、偏見…見た目で入って来るのに、なんで生まれつき男ってのが関係あるのかなーとか。
それはずっと小さい頃から悩んでたんですか?
私の場合、ダブルパンチでした。もう外国人とオカマちゃんっていうので、日本では。
「ハーフちゃん」という壁
そしてですね、杉山セリナさん。
セリナさん。
セリナさんも、やっぱそういう…ハーフであるからとか…
はい。もうこっちに来てからずーっと、ちょっと悩んでる部分はありまして。やっぱりこう…友だちにも「あ、セリナちゃん友だちだよね」じゃなくて「あのハーフちゃん友だちだよね」っていう…

うんうん。
ハーフちゃんって認識される方が多いし。個人的にはやっぱり杉山セリナちゃんっていう方が…やっぱりそういう思いはありますね。で、必ず壁を作られるっていう感覚はずーっとちっちゃい頃からありました。
でもやっぱりこう、正直…なんか「私はでも可愛いから」っていうとこはあるでしょ?「うるせぇブス」っていうところはあるでしょ?
ハハハハ笑
あるよね?あるよね。
ありますかね。ンハハハハ笑

違うでしょ笑
やっかみもありますよね、絶対。
やっかみもあるなー。それはあるよ。
壁じゃないよね。壁じゃなくてやっぱね、ひな壇だよ。
うーん。
やっぱりね、俺ら羨ましかったもん。足ぁーなげーしな。顔はちっちぇーしさ。なぁ…なんかそんな子見ると羨ましかったよ。

全部真逆ですもんね笑
ほんとにほんとに。
サッカーでの人種差別
さ、前園さん。世界のサッカーは差別問題は厳しいでしょ?
そうですね。?リーグなんかでもね、横断幕で人種差別の問題で…

いまだにねー。バナナ投げられたりとかね。
(前園の後ろを通って立ち位置を変える)
はい、ありましたし…どうしたんですか?
フフフ笑
立ち位置…笑
どっちでもええわ!ネタか。
あれっ?
彼女は初めてやから、前園さんがナビゲートしてくださいよ。
そうですね、ごめんなさい。
失礼いたしました。
世界的に有名なネイマール選手もいるんですけど。ネイマールなんかはボール持つと、よくサポーターからモンキーチャントっていって、要は猿の鳴き声をされたりとかっていうのがいまだにあるので。

サッカー界でも非常にこう…人種差別とか、あとはフェアプレイって訴えてるんですけど、なかなかやっぱりなくならないというのが現状ですね。
あーそうなんですか。やっぱり憧れてるってのもあるけれど、そういうふうに人種差別しているファンの方もいるという…
一部ですけどそういう方もいるという。
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アカデミー会員は保守的
この差別問題ですけど、ウエンツ君はそういうのやっぱり感じますか?
まーやっぱり日本にいる限りは、まぁこの…黒人白人って差別はね、それは僕はあんまり感じない。もっと言うと、この…白人っていうか、こういうふうに日本人じゃなく生まれた時点で僕はもうスタートがちょっとあったので。

うーん。
差別というか、目立ってしまう。で、目立ってるだけでちょっと叩かれるっていうのは…ま、昔はあったんですけど。今は本当に若い子もそうですけど、どんどん多くなって来たので。テレビにもどんどん出てる人も多いですし。
ただこのアカデミーのやつなんですけど。
はい。
僕はあの…今回、最優秀主演女優賞にノミネートされてるケイト・ブランシェットさん。『キャロル』っていう…
『キャロル』ですね、はい。
ケイト・ブランシェットさんにインタビューさせてもらったんですよ。『キャロル』って作品で。
で、『キャロル』の作品が、1950年代に女性同士の同性愛を描いた作品なんですけど。最優秀主演女優賞にノミネートされてるので、「最優秀とれる自信はありますか」って聞いたところ、やっぱりケイトさんは、作品もそういう同性愛のものだし、アカデミー会員は白人がほとんどで、あと年齢層が上の方が多いから、そういう意味でとることはないだろうと。

あららら。アカデミー賞を選出するアカデミー会員は、会員の94%近くが白人で、77%が男性。黒人会員は約2%に過ぎないということですけども。
なので、この『キャロル』は作品賞とかにもノミネートされてないんです。最優秀…女優だけが誉められる…
なるほど。
ご本人も言ってましたけど、10年前だったら自分はこの作品がノミネートされることもなかったと。そういう意味では前に進んでるってことも同時に実感しているっていう。
あーそっかそっか。なるほど。
ウエンツの英検エピソード
で、大阪弁でやり取りしたの?
やったでー。
ハハハハ笑
英語しゃべれないでしょ?
英語しゃべれないんでしょ?
はい、でもすごいうなずきましたけど。
アハハハ笑
向こうもびっくりしたでしょ?外国人が来てしゃべられへんかったら「えっ!?」て。
僕でもそれ初めて体験したのは、小学校5年生の時に英検の試験を受けた時ですね。英検の試験で、面接入った瞬間に「えぇっ!?」って。

ふざけてんのかなと思うよな。
試験受ける側が外人で、出す側が日本人だから。
アッハッハッハ笑
しかもあんまり点数良くないという。
I like basketball. しか言わないですから笑
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