
・どんなヤジだったのか
・卑怯な幕引き方法
・議会の雰囲気が情けない
・笑ってしまう心理
・最悪の「おやじ馬」
・徹底抗戦すべきだった
・差別意識が低い日本
・レベルが低い騒ぎ方
・やじで育つスポーツ界
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どんなヤジだったのか
…この件についての充実をお願いしてきました。

早く結婚した方がいいんじゃないのか。
(あきれて思わず笑う)
東京都議会で起きた、いわゆる「セクハラやじ」問題。謝罪したのは…
だから私じゃないですよ。
強い口調で発言を否定していたはずの鈴木章浩議員でした。その真意は…
少子化、そして晩婚化の中で「早く結婚していただきたい」とい思いがある中で、あの…ま、あのような発言になってしまったわけでございますけれども。
問題を受け、都議会では鈴木都議の辞職を求めるという決議がとられましたが、発言者の特定を求める決議と共に否決。
他にもヤジを飛ばした議員がいるとされている中、事実上の幕引きとなりました。しかし、自民党の石破幹事長は昨日、「本人の自発的な(申し出が)政治家として求められる」と自ら名乗り出るよう促すなど、波紋は広がっています。
さ、えーこれはもうね、いろんな番組でニュースで取り上げておりますけれども。議会で聞こえたとされるやじでございますけれども。
はい。「早く結婚した方がいいんじゃないか」「(子どもを)産めないのか」「(子どもを)先に産んでから…」「不倫しているんだよ」「どなた様」こういったやじが聞こえたとされています。
あと今日の新聞では、民主党の議員もなんか「頑張れよ」というふうに言ったというのもまた言うてたりとかしてるんですけれども。
卑怯な幕引き方法
さ、問題はこの鈴木議員の謝罪までの…これがね、ちょっとなんか卑怯ですね。
ダメだな。
これダメですね。
こちら振り返ってまいります。18日にセクハラやじ発言がありました。その翌日、鈴木議員は一度否定しているんですね。「私じゃないですよ」と述べました。さらに20日、「品のないやじは慎むべき。議員辞職に匹敵する」…
って鈴木議員が…
本人が言うてたんですね。
はい。本人がおっしゃてました。

そして一転、23日でした。鈴木議員は謝罪しました。やじの理由については「少子化や晩婚化の中で早く結婚してほしいという気持ちがあった」 そして25日には、発言者の特定を求める決議案、さらに鈴木都議の辞職を求める決議案がともに否決されまして、事実上の幕引きとなりました。
あの…自民党…議会は自民党が多数を占めてますから。
うーん…臭いものにフタしたわけじゃないですけど。
まぁこのへんでっていうことなんですけど。そしてこれね、謝罪の会見とかも…松本さんどのようにご覧になりました?先ほどおっしゃってましたけれども。
いやぁ…だから、なんでしょうね笑 あの言い訳はちょっとひどいですね。「早く結婚してほしい気持ちがあった」っていう…まぁまぁ嘘ですよね。
取りあえずこれで「謝りました」という…
本当やったとしても、早く結婚してほしいって大きなお世話やから。これもまた違う…
議会の雰囲気が情けない
これ女性は…八塩さんもカンカンですか?
もうね…情けないっていうのが一番ですよね。でも、誰が何を言ったっていう犯人探しだけやっても意味がなくて。

そうそうそうそう。
その発言がやじがこんなたくさん出て、しかも議場がそれを笑ってごまかして、そのあともう…別に議長も都知事も何もしなかったっていう、この雰囲気全体が問題なわけですよ。
その雰囲気がある限り、女性が働きやすい社会になんかできっこないっていうことを、議会として反省してほしかったんですよね。
ほぉー。
でもその一言が全くなくて、あの…「今後このようなことがないように努める」っていう、なんにも意味がない決議で終わっちゃいましたよね。それがほんと…情けない。
フワッとした…
笑ってしまう心理
だけどさー、オレはあの…大したことないのがこんなんなっちゃったなぁって気もちょっとするな。
うーん。
泉谷さんは大したことないと。
大したこと…だって、やじはあって別に…そんなに…

ま、野党は必ずね。
必ずあることだから…普通にやじも戦法のいっこでもあるわけじゃない。で、こういうことであれば、やじられるの覚悟でやっぱり議員も来てないと。ダメだよ。いちいち言われたからいちいち泣いてたんじゃさ、やっぱり…いけないよ。
あの…この人最初笑っちゃったんですよね。だから性格なんですよ。僕もちょっとわかるんですよ。なんかあの…いまだにあんねん、なんかしょーもないB級アイドルみたいやつにしょーもないこと言われてさ…
ハッハッハッハ笑
一瞬、俺、笑ろてまうことあんねん。家帰ってからめちゃくちゃ思い出すんですよ。
ハハハハ笑
なんかそういう感じやねん。一瞬笑っちゃったんですよ。それで調子に乗さしてしまったんですよ。
あー。
冗談やめてよみたいなね。
なんかでもわかります。いろいろ世の中ね、言われるケースってあるんですよ、こういうこと。でもその場で笑ってごまかしてスルーするのが、なんか…女性としてそういうスキルが身についちゃうんですよね。
うーん…
あぁ~。
日本の女性は特にそういう感じなんですかね。
で、そういうふうにした方が…だって、そんなのいちいち付き合ってんのバカバカしいからっていう感じでそうしてきたことが、結局こういうのにつながっちゃってるとしたら、それはもっとなんか…
いや、でもそれは海外が取り上げたからであって、日本の中で取り上げたら大したことなかったのよ。
うんうん。
最悪の「おやじ馬」
もしかしたら日本中の国会じゃないけれども、その小さい村とか町の議会やったら、やじってこんなの当たり前のように…
そうそう。
もうガンガンガンガン…
ちょっとデリカシーがない…
デリカシーがないだけでね。
「やじ」って、「野次馬」から来てて。
ほー。
で、「野次馬」っていうのは「おやじ馬」なんですって。

ほぉ~。
で、「おやじ馬」っていうのは、おやじの馬やねん。だからもうもう…年取ってもうてどうしようもない、暴れ回る使いようもない馬のことを言うねんて。最悪やろ。
最悪です。ってことはもう鈴木さんは最悪なんですかね笑
そうなんですよ。人を乗せる能力もない、1馬力もない馬のことを言うねんて。
へぇ~。
だからそういう人の言葉だということもあります。
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徹底抗戦すべきだった
都議会議員の他のやつも、そのオヤジどもはさ、やらしいオヤジどもはさ、この娘だって過去いろいろあっただろうというところを掴んでるんだと思うんだよ。
例えば、オレなんかもちょっと関わったことあるんだけど。さんまさんの番組(恋のから騒ぎ)で、やっぱり…

あ、出てらっしゃったんですよね。タレント活動されて…
なんか…慰謝料を自慢してたんだよこの女がな。
ほぉー。
で、そん時にオレが「なんだこの女」ってさ、慰謝料いくら取るとか…「オマエ詐欺だろう」ってひどいこと言ったんだけどさ。でもそれで、ただみんなの中では、そのぐらいのことをね、言わせるような…カチンと来るような…
過去が…っていうか今までが…
はぁー。
それは関係ないですよ。
それはでも番組の流れのトーク…エピソードトーク…
関係ないけど。トークだから関係ないんだけど。それを責めたいわけじゃなくて、そこではないのよ。だからそうではなくて、そういうやじがあっても本質的な…女性の進出問題とか待機児童の問題とか、そういうことを「やかましいっ!」つって進んで行かないと。
政治家として、男性・女性問わず、やじによって涙を流してたりとか、なんかツイッターで涙目みたいなことをつぶやくとかでなくて…
払いのけて、やっぱり「待機児童の問題どうするんだ」と。「女性進出の問題、働けないじゃない」って。これごまかされてるじゃないもう、今。
その場で議論しても良かったですよね。やっぱりそういう言葉が出るからこそ問題なんですよね。
そうそう。ヒステリーになっていいから「何言ってんの!」と。「私はこのことで」ってなんでやって行かない…
政治家としてもっと一人前になってほしかったと。
そう。
差別意識が低い日本
さ、犬塚弁護士。えー名誉毀損になるんですよね?
侮辱罪かなっていう感じがいたしますけれども。確かに今までは、ある種おざなりになってた部分があるんですけど。ま、外国のスタンダードと比べると、日本というのはある意味こういうものに対してゆるいところがあって。外国なんかですともう国籍を聞くこと自体が失礼だというぐらい…

あーそうなんですか。
へぇ~。
それぐらい…要するに、ま、自分の出自とか、それから内容について繊細なものを聞くことについては、非常に注意を求められるわけですね。
へぇぇー。
たぶんおそらくこの種の話で…特に人種差別が関わってくるともう、慰謝料金額が億単位になるっていう感じになってくると。
億単位!
日本だと…
今回のケースも億単位?
いえ、あの…外国です。日本はもう慰謝料の算定がちょっと低いので。ま…高くても100万とかそういうレベルしかならないんですけれども。外国のスタンダードはもう非常に厳しいものがありますね。
レベルが低い騒ぎ方
さ、山崎さんも女性としてどうなんですか?この事件…ニュースは。
ま、あのやじは、絶対に女性に言われたら傷つくとは思うんですよ。なので、鈴木さんが絶対に悪いと思うんですけど。

あの…公の場でああいう形で本人から謝っていただくという、ああいう形よりも、その傷ついたエネルギーをその議会全体の雰囲気を変えるという方向に…
そうそうそう。
うんうんうん。
そこに行かないと。
ぜひ使ってほしいなとは思いました。
女性でもそういうふうに感じたりするんだ、でも。
これで犯人探しがどうとか、本質の最初の問題は何だったの?
だからね、犯人探しもニュース番組とかでやってるんですよ。
だってこれ全く同じこと小学校の時あったで。先生が「誰ですか今の!」っていう…
ハハハハ笑
みんな何も言わない。全く同じことまだやってんのかい…ええおっさんがっていう。
そこのレベルにされちゃったってのはちょっと悔しくないか?っていう…
これ男性同士だったらないですよね。
うーん…
いや、男性同士でやじに腹立つ場合も…
男性がおんなじようなことを…「お前いつになったら結婚すんだよ」とか言われても、こんな問題にはならない…
ならない。
で、ちょっとキレイな人じゃないですか。それもあるんですよ。
それはちょっと綺麗な人をおっちゃんがからかいのやじっていうのも、女性からすると「ちょっと何!?」っていう感じ…

完全なセクハラだけど。
セクハラですよね。
完全なセクハラなんだけど、やっぱりさ、それを低次元にしちゃったこと自体が残念ですよね。
そうですね。やっぱり今これ時代的にね、女性が働きやすい社会を目指そうって自民党を中心とした政権が言ってる時代なわけですから。やっぱ認識を変えてもらわなきゃいけないよと、みんな。あの…おじさん含めて、世の中の人たちがね。
やじで育つスポーツ界
世間ではいろんなところでやじが…ありますけれども。さ、前園さんも…もうサッカーの試合中もいろいろやじられるっていうのを…お聞きしましたけれども。
サッカーはやじやブーイングは当たり前なんで。例えば…先週の水曜日どこいただろうとか、オマエ誰といただろうみたいなやつを…
えぇっ!?
コーナーキックの時にこのへん(耳元)から…

えーっ!?
試合中に?
試合中…
昔のパ・リーグみたいな感じですよね。
すっごいですねそれは。
聞こえるんだー。
はい、具体的に言われるんで。
それは当たってるんですか?
……当たってますね。
ハハハハ笑
メンタルが…
ハッハッハッハ笑
メンタルやられますから。
メンタルやられるなぁ。
逆にスポーツの場合は、そういうものが選手をこう…
別に悪いことしてなくてもね。
してなくても。
「六本木2人で女の子と歩いてたやろー!」
蹴る瞬間にちょっと…動揺して(バランス崩す)。
ハッハッハッハ笑
そんなとこと戦っていかなあかんねや。
それは味方のサポーターですか?敵のサポーター…
敵ですね。でも海外はそういうの当たり前で、そういう中で逆に選手はメンタル的な部分を鍛えられて、選手を育てるっていう。サポーターが逆にプレッシャーをかけて…
味方のサポーターもやじ飛ばしますもんね。

そうです。
そこは愛があるんですよね。
いい時は拍手ですけど、悪かったらそこは味方でもブーイングですよね。
うん。
でも野球だってひどいもんな。
野球もね。
ひどいですよ、ほんとに。今はもう(おとなしい)。でも昔のパ・リーグなんかすごいやじありましたけども。
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