
真偽のほどは置いとくとして、2015年2月8日のワイドナショーでも、この「ラッスンゴレライ」の大ヒットが取り上げられました。こうした流行ネタに対して中立の立場で冷静に分析する、プロとしての松本さんの解説がわかりやすかったですね。
司会の東野幸治さん、レギュラーの松本さんに加え、ゲストの武井壮さん、茂木健一郎さんと、芸能リポーターの駒井千佳子さんが参加します。
・再生1000万回突破
・音は感情へダイレクトに届く
・ネタの再生スピードのせいで苦しむ?
・実力があれば一発屋では終わらない
・ブームの終焉 いったん落ち着こう
・おまけ「落寸号令雷」について
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再生1000万回突破
(番組ナレーション)
「ラッスンゴレライ」というフレーズで、
今8.6秒バズーカのネタが中高生を中心に大ブレイク。
動画共有サイトYoutubeの公式サイトチャンネルで作年12月末にアップされると、およそ1ヵ月で、大台の再生1000万回を突破。
さらにこのネタを見た人たちが動画サイトで完コピ動画を続々公開し、
今、巷で大ブームが巻き起こっています。
音は感情へダイレクトに届く
えー茂木さん。音が気を引くセオリーみたいなのがあると。
これはですね、あのー皆さん覚えてますかね。
「ポリンキー、ポリンキー」とか「スコーン、スコーン、湖池屋スコーン」って、ああいうコマーシャルを作ってた佐藤雅彦さん。
…に聞いたんですけど、やっぱりテレビって、みんないい加減に見てると。
ね?でも音はズドーンって入ってくる。だからまずは音でつかむんだって…おっしゃったんですけども、そのセオリー通りだって。
つまり、脳って、見ることよりも聞くことの方がね、感情にダイレクトに訴えやすいんです。
だから、なんかでつかんじゃうともう…釘付けになっちゃうっていう…
で、そのYoutubeの再生もすごくて、もう一躍時の人になったんですけど。
松本さん。8.6秒バズーカ、まだ芸歴1年もたってない若手コンビということで、ましてや吉本興業の後輩でございますけども。
ほぉー。
さ、駒井さん?すごいんですよねこの躍進ぶりは。

そうなんですよ。あの、すでに現段階では1200万回を突破しておりまして、Youtubeの方が。
あの、こないだは先輩のオリエンタルラジオが完コピをした…ま、これイベントの記者会見でやったんですけれども。
それが、わずか一週間で450万回を超えてるっていうぐらいの。
もういろんなところにちょっと波及してきてるんですね。
ブームになる…ラッスンゴレライがブームになる、それにYoutube乗っかって一気に広まるのが、いいのか悪いのか難しいところなんですけれども。
はーはーはーはー。
あでもこの、1000万回?のうちの1回は僕ですよ。僕も一応見たんで。
僕も1回見ました。
別に面白くはなかったけどねー。
ハハハ笑 いやそれは…
いや面白くないというか、うーんとね、これは確かにあの…茂木さんが言うた曲…もう曲ですよ。ね?
もうみんながこうやりたなる…手拍子したくなる。
それも言い出したら、「ダメよ~ダメダメ」も、あれもいっこ…曲みたいな…
フレーズ…やりたいっていう。
小学校とかもすっごい流行ってるって聞きますし。
うん。
ただご本人は…たぶん今言うてないけど、やっぱ不安なんだろうなというのも…
うーん、だから、ま、これで1コ、バーンと行っちゃったからね。
ま、ちゃんとできる子らならちゃんとできるんでしょう。やるんでしょう。
そうでしょうね。
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ネタの再生スピードのせいで苦しむ?
うん。あの、藤崎マーケットも最初僕見たときに、だいじょぶかこれって思ったんですけど。
まーあれが一人歩きし過ぎて、あれ落ち着いてから、今ネタけっこう面白いっていうね。

大阪に帰って、で、ちゃんと普通にもう…ノーマルで漫才とかコントやって、賞もとってますから。だから…
もー俺…スリムクラブのあれなんやったっけ。フランチェン?
フランチェン。はい。
もう…全然おもんなかったんですけど。
でもやっぱりスリムクラブは面白いから、ちゃんと…できる子らなんですよねきっと。
結局、両方しなければいけない時代なのかもわかりませんよね。
ぱっと僕も見て、あー面白いなーっていうかテンポもいいし、あのー見やすくていいなーと思ってるんですけど。
スピード感が、やっぱり世間がすごい速いじゃないですか。
あの、昔って、見れないから見たかったっていうのがあるんですよ。
だからなんか芸人さんの芸にしても、例えば…
テレビで今日8時から出るから、それまでちょっと我慢する…早く8時なれへんかなって。
そうなんです。ひょうきん族とかね、僕楽しみしてた番組すごい多かったのは、そこしか見れないからどうしてもそこ見ようと思ってた気持ちがあるんですね。
でも今は、この子たちがポーンと売れて、ワッて有名になって、あの…いろんなこういうネタあるじゃないですか。
そしたら、世間の人は、この人たちが出るより速いスピードで何百回もこれを見るから、1カ月ぐらいしたらもう慣れて、新鮮味がなくなって。
でもまだ彼らは、「今から!」って気持ちじゃないですか。
そのスピード感の差が、たぶん1回苦しむところ…とんでもない苦しみを味わうとこなのかなと思って。
そこででも、なんか…
踏ん張ってね。
踏ん張ったらまたその…面白い人たちみたいになるんだろうなって思ってる…
実力があれば一発屋では終わらない
そうそう。僕ね、しりあがり寿さんが言ってたのすごく賛成で、「1段ロケット目は何でもいい」って言うんですよしりあがりさん。
つまり、とにかく世間の注目を浴びようと。
さっき松本さんがおっしゃってましたけど、注目を浴びましたよねラッスンゴレライで。
そのあと2段ロケット目から、何ができるかが勝負で。
でもとにかく今、ま、有名になったわけだから、そこは良かったんじゃないですか?
だから、苦しみが始まるかもしれないけど、でもそっからが本当の勝負だから。
あと、クマムシの「あったかいんだからぁ」という歌も、ヒットしておりまして。
着ボイスの4部門で1位を現在獲得しておりますけども。
こういうふうに若手がどんどん出てきておりまして、えーちょっとブームになったらいいと思ってるんですけれども。
ブームの終焉 いったん落ち着こう
えー、ビートたけしさんが東京スポーツ紙上で、
お笑いブームはちょっと終わったと。あと10年は来ないだろうね、という発言もされているんですけれども。
どうですか松本さん、お笑いブームが…
なんかずーっと続くんかな…なんかお笑い番組も続くんかなとか…

人は、笑うからね。
だから、あの…ブーム…お笑いブームという言葉もあまり好きではないけど、
ただ、あの…需要と供給のバランスは一時よりは良くない…感じはしますね。
それたぶん武井くんがさっき言うた通り、もう、需要よりも供給が追いついてない感じかな、俺にすると。
だから、「もっと見たい、もっと見たい」をちょっと…芸人側が追いつけてない。
当たり前ですよね。あの…5分のネタを5分で作れるわけないんやから。
絶対供給が遅れるから。
で、1回芸人は…1回こう…引いて、もっかいみんなの持ち場に戻って。
で、ちょっと…こう切磋琢磨して、またちょっと時期を待つ…かな?っていう時期かもしれないね?
ステイの時期なのかもわからないという。
うん、1回ちょっと…落ち着こうっていう…
で、それぞれの…劇場だったりとかイベントで、芸を磨いて、いつでも出れるようにスタンバイはしとくと。
うん。でもこれはある意味すごいチャンスやからね。1回みんな落ち着いてくれた方がね…
おまけ「落寸号令雷」について
ワイドナショーとは関係ないんだけどさ。冒頭でも触れた「8.6秒バズーカのラッスンゴレライ」を「8月6日の原爆 落寸号令雷」と読んで、
「米軍によるリトルボーイの投下命令&ピカドン」と解釈できる、という話にはもう少し続きがあってね。
番組内でも紹介されていましたが、吉本興業の先輩であるオリエンタルラジオが、日本女子博覧会の概要発表会の席でラッスンゴレライの完コピを行いました。
オリエンタルラジオは「東方のラジオ」すなわち、「日本の大本営ラジオ放送」とも読めるし、
この完コピが行われた1月26日はダグラス・マッカーサーの誕生日です。
ここまで来るともう都市伝説レベルだね。
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